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農業

自分のタイプを仕事に活かして輝こう!

人類の営みとともに発展してきた長い歴史がある一方、さまざまなテクノロジーが投入され、いま最も熱い業界のひとつでもある農業。今後かかわる人材が増える可能性も鑑みて、業界の仕組みにも触れながら、これからの農業の適材適所を見ていきます。

【耕種農業】

農業1厳密な分類は難しいのですが、現在の農業は、耕種農業、果樹花き農業、畜産農業、観光農業に大きく分かれているそうです。耕種農業とは、田畑を耕して作物を作る農業のこと。代々受け継がれてきた土地や農法を守ることにかけて適性があるのは、タイプ6でしょうか。個人事業主のイメージが強い農業ですが、最近は農業法人が設立されるケースも。雇用と収入が保証され、仲間とともに臨める環境があれば、タイプ6はより安心して仕事に打ち込めるはずです。

大地に根ざした仕事という点では、タイプ891のガッツセンターも、概ね適しているといえそうです。自然と対話しながら、まさに晴耕雨読で淡々と手を動かすタイプ9、あえて完全無農薬など手間のかかる農法を選び、コツコツと取り組むタイプ1タイプ8は農業法人を設立し、土地もビジネスも拡大しながら雇用を確保したり、途上国で農業指導をしたりすることで手腕を発揮するかもしれません。

【果樹花き農業】

農業2昨今、ブランド化や加工販売が盛んなこの分野。高級フルーツ店に並ぶ最高級ブランドを確立するのは、やはりタイプ3。銀座や渋谷といったおしゃれで意外性のある生産地の名前を冠した水耕栽培の野菜やハーブ、最高級のワインや日本酒の原材料になる葡萄や米など、消費者の手に届くまでのストーリーも作りこんだマーケティング戦略で次々と話題を振りまきそうです。

同じ話題性の高さでも、その独自性にスポットが当たりそうなのはタイプ4。これまでになかった色や形の花や野菜をセンス良く提案し、ライフスタイルの変革さえも巻き起こすかもしれません。

ルーチンが多く長期にわたるため、農業生産自体には苦手意識を持ちそうなタイプ7ですが、作物の加工販売や企画ならお任せを。新たな販売チャネルの開拓や、意外な業界やイベントとのコラボ企画を思いつくなど、ユニークネスを発揮。2次産業と3次産業をかけ合わせた“6次産業”という呼び名も、新しいもの好きのタイプ7にぴったりです。

【畜産農業】

農業3かけた愛情がきちんと伝わる動物相手の領域だけに、まずやりがいを感じられるのはタイプ2。牛、豚、ニワトリ、どんな家畜にも優しく話しかけながら、日々丹精込めてお世話をします。また、小さきものの声を心で聞くことができるタイプ4にも適性が。動物たちの些細な変化も見逃さず、神業ともいえる飼育方法を確立するかもしれません。

実は、競走馬の育成までが含まれる畜産農業。優勝馬を輩出するなど血統が良いとされる厩舎には、タイプ3が働いている可能性が高いかも?

【観光農業】

グリーンツーリズムや農家レストランなどで注目が集まっている観光農業。農場イベントや販売企画などはアイディア豊富なタイプ3タイプ7が、育てる楽しさと収穫の喜びを伝える農業体験ならタイプ9が、独特の製法でつくった作物をオリジナルレシピで提供するならタイプ4が…といった具合に、目の付け所や組み合わせによって、さまざまなタイプがその特性を発揮しやすいジャンルです。

【アグリテック】

昨今の農業で見逃せないトピックといえば、やはりテクノロジーの導入です。優良な種苗を開発したり、コンピュータによる人手のかからない生育方法を編みしたりといった仕事は、やはり“調べる人”であり観察も得意なタイプ5の独壇場になるでしょう。

担い手の減少が続く日本の農業では、従来の方法にこだわらない技術継承や後継者の育成が急務です。それぞれのタイプの特性を活かすことで、日本の農業の新時代が作れるといいですね。

written by Shiho Abe – Facilitator certified by JEA

ワークショップスケジュール

  • 2024年5月16日(木)
    月例会
     昼のオンラインワークショップ<第1回>
  • 2024年5月18日(土) 〜 2024年5月19日(日)
    基本コース
     セカンダリーコースⅢ(集中コース)
  • 2024年5月21日(火)
    紹介・体験コース
     オンライン無料紹介コース(5月開催コース)
  • 2024年5月25日(土)
    その他
     第22回通常総会
  • 2024年6月7日(金)
    紹介・体験コース
     体験2時間コース(6月平日夜間開催コース)
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