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エニアグラム──自己成長とコミュニケーションのための人間学

日本エニアグラム学会

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タイプ別“嬉しい言葉”

タイプ別“嬉しい言葉”当学会では、タイプの違いを明らかにするために、さまざまなテーマで各タイプの方々に、思わず出てくる反応や感じ方、考え方などを執筆いただき、メールマガジン等で配信しています。

ここでは「言われると嬉しい言葉」をテーマに、各タイプの特徴をより理解いただけるよう、過去に配信されたメールマガジンの内容に加筆や修正を行って掲載しました。

タイプの種類

タイプ名をクリック(タップ)すると、詳細説明が表示されます。

タイプ1
(改革する人)
タイプ2
(人を助ける人)
タイプ3
(達成する人)
タイプ4
(個性的な人)
タイプ5
(調べる人)
タイプ6
(忠実な人)
タイプ7
(熱中する人)
タイプ8
(挑戦する人)
タイプ9
(平和をもたらす人)

タイプ1<ニックネーム:改革する人>

タイプ1

「がんばり過ぎないで。待ってます」

実家の母の体調が悪化し介護と家事の手伝いに毎日通うようになった。食事を作っていると、鍋のコゲやレンジの吹きこぼし、換気扇の汚れが目につき、掃除を始めてしまう。そして夜、指が痛み、鍋磨きや汚れ取りに力が入り過ぎたことに気づく。

そんな時、十数年来の友人からランチのお誘いメールが届いた。事情を伝え落ち着いたら連絡する旨を返信したら『がんばり過ぎないで。待ってます』とメールが返ってきた。うれしかった。もし、『がんばって』だったら、もっとやらなくてはと自分を責め、励ましてくれた友人と距離を取りたくなったかもしれない。がんばっている私を労い、私のペースに合わせてくれた友人に見守られているようで、ほっとし、うれしかった。

「任せて安心ね」

品質保証部門にいると、仕事柄、社内規定やルール、関係法令などを知らざるを得ない立場となる。時々、これらに関するちょっと面倒な調べものの要請が来たりする。

こちらとしても結構忙しく、ちょっと面倒で時間もいただくことになるが、なんとか調べて回答する。そんなときに「任せて安心ね」と言われると、面倒でも引き受けて良かったと感じる。

日々、規定や法令の改訂を追いかけて情報をアップデートした甲斐があるというものだ。規定や法令等の情報を収集して、これらを正しく判断して使えるようにしておくことは、地味で表には見えてこないことかもしれないが、大切なことだと感じている。

タイプ2<ニックネーム:人を助ける人>

タイプ2

「ありがとう」

相手から何かをするのを頼まれて、それをしたことに対する「ありがとう」よりも私が相手の必要性を察知して、頼まれる前にしたことに対する「エッ、ありがとう」(若干のビックリ感がニュアンスに含まれている)がうれしい。

我が家では、夫(私)が妻にお茶を出し、妻が夫に「ありがとう」が日常の光景。夫(私)が率先して家事を手伝うというのとは意味がやや違い、夫(私)が妻のやることを先回りしてやって妻を助け、妻を楽にして助けている。

この「ありがとう」は、評価でも承認でもなく感謝を表している。「ありがとう」はうれしいけれど、その感謝を真正面から受け取れきれない何やら照れる気分もわいてくる。

「あなたのおかげ」

毎年5月の母の日と6月の私の誕生日をかねて、娘がカードをくれる。

娘はもう大人だが、まるで小学生のように「大好き!」とか「いつまでも私だけのママでいて……」などと書いてくれる。少々お世辞が混じっていると分かっていても、私はとても幸せな気持ちになる。とくに「相手にとってわたしが唯一の存在」ということが確認できる言葉はとてもうれしい。いつも人のことを気にかけ、どうしたら喜んでもらえるか、何をしたらその人の助けになるのか考え、一生懸命その人のためにしてあげているつもり。相手を優先し、そのことで疲れ果てることもしばしば。でも「本当にありがとう。あなたのおかげよ」と言ってもらえたら、とても充実感があり、心が満たされる。

タイプ3<ニックネーム:達成する人>

タイプ3

「素敵ですね」

「素敵ですね」、この言葉を自分なりに勝手に都合の良いように解釈して悦にいっている。その解釈とは、例えば「実力のあるひと」「実行力のあるひと」「おしゃれなひと」「指導力のあるひと」「クールなひと」「安心して相談出来るひと」「困ったとき頼りになるひと」などなど。他人から頼られることほど嬉しいことはない。頼られたら「何としてもその事をやり遂げるぞ」と得意の行動力で結果が出るまで頑張る。それは頼まれた人のためでもあるが、頼られたら結果を出さない自分を許せないから。他人をがっかりさせたら、自分のことを振り向いてくれないのではないかという恐れがあるからだ。

「大変参考になりました」

日常的に、人と話をすることが多い。その場は、コンサルティングであったり、グループの研修であったり、飲み会の場であったり様々だが、相手から別れるときなどに「大変参考になりました」と言われると、自然に嬉しさと満足感が心に満ちてくる。こういった場は、概ねリラックスしている状態で話をしているので、かなり本音で話している。話題は、自分の体験談などが多い。そのため、自分のやってきたこと、大事にしてきていること、価値観までもが評価されたようで、 大変満足してしまう。 別れてからも気分の良さが残っていて、「あの人とは、また話をしようかな」などと好意的な感情が生まれてくる。

タイプ4<ニックネーム:個性的な人>

タイプ4

「趣味がいいですね」

初対面の人や仕事相手などが私の趣味を知って「クラシック音楽がとてもお好きなんですね」などと言われることがある。それを受けた私は、好きな曲やその作曲家のことを、つい夢中になって話す。そしてしばしば「よくご存知ですね」「お詳しいのですね」と言われてしまう。すると私は、その言葉に違和感を覚え、失望する。しかし「趣味がいいですね」と言われると、わかってもらえた!と嬉しくなり、気分が高揚する。

私の趣味は一般的で平凡な選択ではない、良し悪しを見極めた上でのレベルの高い趣味だ―そう思われることが私にとって何より大切だ。「趣味がいいですね」の一言は、私の長所である審美眼への有り難い賛辞であり、私を他の人と区別する大事な一言なのだ。

「君の○○は他と違っていいね」

こう言われると嬉しくなり、どこがどう違うのか話を掘り下げたくなる。

他の人はこうだけど君はこうだというように、その指摘が具体的になればなるほど、その人が私の個性をよく認知してくれていると感じられて嬉しい。また、その根拠も重要で、納得のいく根拠を出されるとその人の着眼点や感性に感心し、良き理解者を得た思いで自然と心が開く。しかし話を掘り下げた結果、具体的な指摘や根拠がないと残念に思う。他との違い(私の個性)の証明に繋がらないからだ。私にとって「他と同じようにいい」では褒め言葉にならない。どこがどう違うのか、私という個性を根拠をもって示してくれた上でいいと言ってくれると嬉しい。

タイプ5<ニックネーム:調べる人>

タイプ5

「よく調べているね」

以前仕事で、ある企画を考えた時に、社内だけではなく外部の人の意見も聞こうとなった。たまたま紹介していただける方があり、大学の先生に意見を聞けることになった。先生に会って企画内容を説明している時に「よく調べているね」と言われて、とてもうれしかったのを覚えている。企画をつくる時に、いろいろと調べたり、検討したという思いがあったし、それをやっている時は楽しかった。しかし、先生には「(どのような企画でも)実際にやってみないとわからないことがありますし……、その企画がいいかどうかは……」と最後に言われたのを少し残念な気持ちで聞いたのも覚えている。

「よく知っているね」

テレビのクイズ番組を見ていて、子どもより先に答えたいと思い、ムキになって解答を言ったことがあった。そのクイズの答えを知っていても、知らなくても日常生活にはまったく関係ないとわかっていても、ついつい真剣になって答えていた。どんどんと答えて「よく知っているね」と思われたかったし、言われたい気持ちがあったと思う。ちょっと得意になって答えていた。しかし、子どもに「先に答えを言われと、つまんない!!」と言われた。本心では、「えっ、答えを言わせてよ」と言いたかったが、大人げないのでおとなしくすることにした。

タイプ6<ニックネーム:忠実な人>

タイプ6

「芯が強い」

何かにつけ自信がないから、自分のことでも他人のことでも優柔不断に陥りがち。ここでもうひと押ししたいと思う時でさえ、相手の顔色をうかがって躊躇してしまうことがある。普段から何とはなしに不甲斐なさや心もとなさを感じているから、強さとは無縁だと思っているわけで、人から「芯が強い」と言われると、憧れの「強さ」が自分の中にも「あるんだよ」だから「大丈夫だよ」と背中を押された気がして嬉しい。ただし、エニアグラムを学んだ今だからこそ素直に受け取れる言葉で、若い頃は「芯が強い」と言われても、私のことをよく分かっていない「的外れ」な表現だと感じていた。

「よくやってるね」

好意的な評価をされている、認められているという気がして嬉しいし、これでいいのだと太鼓判を押されたようで安心する。「がんばってるね」も嬉しいが「よくやってるね」の方が、相手の期待や基準以上に応えられているというニュアンスが感じられて、より心が浮き立つ。上司なら意欲が上がるし、家族なら素直に嬉しい。特に印象に残っているのは、息子が幼かった頃に先輩ママから言われた時のこと。「本当に、よくやってるね。その想いは絶対に子どもに伝わるから大丈夫よ!」正解のない子育てで、母親としてこれでよかったのだろうか、こうした方がよいのではないか等々、些細なことにさえも迷い揺らいでいた胸に、グッときた。

タイプ7<ニックネーム:熱中する人>

タイプ7

「へーッ、そうなんだ!」

興味と驚きを持って「へーッ、そうなんだ!」と言われるのは、とても気分がいい。今まで知らなかったことを知ったことで、相手は喜び、心がワクワクしただろうなと思うと、思わず「そうなのよ!!」とニコニコして答えたくなる。私の話を面白いと感じたことで場が盛り上がり、大きな笑いが起こるのが、好きなのだ。

私自身も人の話を聞いて「ヘーッ、そうなんだ!」とよく言うが、話の内容そのものよりは、その言葉によって新しい発見があったと感じる喜びと興奮、そしてテンションが上がるのが、たまらなく楽しいのだ。「笑う門には福来る」たくさんの笑いが、私に幸運を呼ぶのである。

「仕事、早いよね!」

任された仕事を終え、報告すると「仕事、早いよね!」と時々言われることがある。自分としては、早く仕事を終えないと、いつまでも拘束された時間が続くようで、それが嫌なので、サッサと済ませようとするのだが、それに対し 「早いよね!」と言われると、やはり嬉しい。

それは、能力があると言われたから嬉しいというよりは「これで終わり、あとは自由にしていいよ」と言われたようで、嬉しいのかもしれない。でも、いつも早いのかというと、そうではなく、実はこの原稿も締め切りをう~ん と過ぎている(ゴメンナサイ!)気分が乗らないとなかなか行動できないのが残念な所だ。ただ、滑り込みでも間に合わせるところは、我ながら凄い(???)と思う。

タイプ8<ニックネーム:挑戦する人>

タイプ8

「ひとかどの人物」

子どもの頃、祖父を中心に家族でテレビ番組の水戸黄門をよく見ていた。水戸光圀が町民や農民に「あの人はただ者ではない」とか「ひとかどのお人」と言われているのをとても羨ましく思い、自分もそう言われる人物になりたいと思った事を覚えている。当時は、印籠を手に持ったつもりで「この紋どころが…」と大声で一言一句間違えずにセリフを言う遊びをしていた。格さんになりきった私の目の前には大勢の武士が「はは~」と額を地面にこすりつけている姿が見え、とても爽快な気持ちになったのを覚えている。

子どもの頃の話をこう書きながら、今恥ずかしい気持ちが湧いてくる。当時は、常に中心人物は誰かを意識していたと思う。家族の中の水戸光圀は祖父だと思っていた。

「おまえの事しか……」

30年前、卓球で県のチャンピオンだった私。先日、後輩のM君が世話をしているチームに初めて練習に行った。その時、M君が試合を申し込んできたので試合もした。もちろん私の勝ちだった。その日はそのまま帰ったが、後日、共通の知人に「Mから聞いたけどMの所に練習に行ったんだって? Mのやつ、おまえの事しか話さなかったわ」と言われた。私は世話人をしているM君が人脈・人望(力)を持っていると思っている。そのM君が私の行動を気にしているのを聞いて、この先自分が事を起こす時に有利な立場に立てると思い、まだ起こしてもいない将来の偉業をなしえた気分になって自分が偉くなったような気がした。そう感じた時、一瞬体が大きくなったような感覚さえした。

タイプ9<ニックネーム:平和をもたらす人>

タイプ9

「お願いしてもいい?」

みんなで集まって何かをするとき、たいてい役割分担を決めることになる。

そんな時、自分ではやってもいいかな~、むしろやりたいな~と思っている役割があっても、「やりたい、担当したい」といつも自分からなかなか言い出せない。そんな時、「お願いしてもいい?」と声を掛けられると、自分のやりたいこと、適性をわかって依頼してくれた、頼ってくれたような気がして、態度には出さないが喜んで引き受けている。お願いされるのは嫌いじゃない。むしろ自分から言い出せないので、決めてもらうと助かるかな。

「いつもありがとう」

たまに電話をしてくる友達がいる。主に電話の用件は仕事・職場や友人関係の愚痴である。話し出すと30~40分、長い時は1時間ほど話している。しかし、通話時間の95%は友人が話しているだろう。私はほとんど「へ~そうなんだ。うんうん。大変だね」と相槌を打っているだけで友人が一方的に愚痴を話している。でも後に「いつもありがとう。スッキリしたよ」と言われるとちょっと役に立ったのかな、と少し嬉しくなる。ちなみに友人とは何年もこの関係が続いているが、私の愚痴を聞いてもらったことはまだ一度もない。

Illustration ©Mitsuko Akagi

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