飲食業界
飲食業界での適材適所は業態や接客スタイルによって分かれる傾向にあるようです。タイプごとに見ていきましょう。
【タイプ1】
料理人としてのあるべき姿にこだわり、しつらえを整えた清潔な店内でパーフェクトなおもてなしをしてくれます。「まずはお醤油をつけずに食べてみてください」といったアドバイスは、厳選した食材への自信のあらわれ。オーガニックやマクロビオテック等をテーマに活動しても、タイプ1ならではのストイックさが活かせます。
【タイプ2】
レシピや料理スキルを極めるというより、“食”を通じたコミュニケーションやケアでタイプの良さを発揮します。子ども食堂を運営しながら家族の悩みに耳を傾けたり、食材の宅配をしながら地域の高齢者の見守りも引き受けたり。飲食店を開いたら“おかあさん食堂”的アットホームな雰囲気で、常連が引きも切らないお店になりそう。
【タイプ3】
スター性の強いタイプ3。開店するのはやはり高級フレンチでしょうか。年代物のワインと有名店で経験を積んできたスタッフを揃え、セレブが一目置く話題のお店を創りあげそう。一方、表彰制度もある拓殖サービスのドライバーになっても成功の可能性大。スマートな配達と効率化のため、日々の筋トレにも精が出ます。
【タイプ4】
タイプ4が手がけるのは“自己表現としての料理”。既存カテゴリに当てはまらない創作料理、こだわりのテーブルコーディネートや内装、美を極めた盛り付けなど、感度の高い人たちの間で話題になる店を作ります。商業的な成功を強く望まないことが、逆に有名人がお忍びで通うなど注目を集める結果につながることも?
【タイプ5】
試作を重ねた高級食材を農家として提供したり、宇宙食、食用昆虫、バクテリアといった新食材を開発するなどして業界全体の進化向上に貢献しそう。「高級食材風味の○○」といった昨今話題の食材開発にもタイプ5がかかわっている可能性が?間近に迫る食糧危機を救うのは、タイプ5かもしれません。
【タイプ6】
昔ながらの製法、レシピを受け継いだトラディショナルな和食店、定食屋さんなどがタイプ6にはうってつけ。流行の食材などには目もくれず、伝統的な味付けを律儀に守り通します。リスクテイクを好まないので、チェーン店に加入することが成功につながる可能性も。本部の要望に忠実にお店を運営し、優良店舗として表彰される未来もあり。
【タイプ7】
厨房でコツコツ仕込みをするより、接客でお客さんを楽しませたいタイプ7。イベント付きレストランで企画を考えたり、フードイベントの立ち上げ、運営などを担えばアイディアが炸裂しそう。その日の気分でメニューと場所が決められ、毎日違うお客さんと会えるキッチンカーの営業も新鮮さを求めるタイプ7にぴったり。
【タイプ8】
料理で魅せるというより、料理をつまみにお客同士が大いに語りあえるお店。悩める客を励ましたり、客と客とをつないだり。「お金がなくてもいいからいつでもおいで」…そんな懐の深い名物店主タイプ8を目当てに自然と人が集います。みんなで興奮と感動を共有できるスポーツバーや、歌声喫茶的な営業形態も◎。
【タイプ9】
開店以来メニューも内装も変えていないけれど、なぜか潰れない謎の店。常連にとっては、我が家のような居心地の良さが魅力です。おなかいっぱいになってもらうことが何よりうれしいタイプ9店主。採算度外視で「もっと食べて」と増し増ししているうちに、テレビに登場するような名物大食い店になる可能性も?