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谷口ちささん

エニアグラムひろめ隊!

エニアグラムと共に歩むキャリアと大学での挑戦(特定ファシリテーター(特定FA)・(たに)(ぐち)ちささん)

ファシリテーターとしての経験と支援

谷口ちさ私は2019年にファシリテーター(FA)資格を取得しました。資格取得後は、精力的にワークショップを主催して経験を積んできました。当初は、同期のファシリテーターと共に2時間程度のワークショップを定期的に企画・開催、その後プライマリーコースの自主開催や企業研修の講師を担当する中で、専任講師にみっちり鍛えていただきました。

さらに、学会のオンラインワークのヘルパーやオンラインプライマリーコースの担当を通して、理事長や副理事長から多くの助言をいただきました。こうして段階的にさまざまな経験をさせていただいたことで、少しずつファシリテーターとしての自信がついてきたと思います。

ふるさと高知での授業実現と挑戦

そんな折、2024年2月、高知大学にキャリア開発の教員として着任することになりました。高知は私のふるさとで、長らく「高知をキャリア開発の先進県にしたい」という願望があったので、効果的なカリキュラムの開発に勤しむこととしました。

初年度は開講準備が間に合いませんでしたが、2025年度には満を持して講義名「自己分析のためのエニアグラム心理学」を開講できることになりました。この授業は共通教育に該当し、全学部・全学年が履修可能です。定員30名は満席となり、1年生から4年生まで、そして医学部以外の全学部から学生が履修してくれました。実施形式は、夏休みに行う3日間の集中講義とし、所定の要件を満たせば単位も付与されます。

開講が決まったときはとても嬉しくて、理事長・副理事長にすぐ報告するとともに、副理事長の多大なるサポートを受けて集中講義の内容が確定していきました。初学者を対象とするため、プライマリーコースの内容から大きく外れないように、C式(『180問のエニアグラムタイプ診断票(C式)』)によるタイプチェックや入門コーステキストを使ったワーク、そして過去に実践してきたワークなどを交えて構成しました。本来ならば副理事長と2人体制でファシリテーションに臨みたかったのですが、外部講師招聘の予算が下りず、エニアグラムの講座を初めて一人で担当することになったのは、かなり大きな挑戦でした。

学生の成長と今後の意気込み

ファシリテーターとしての私の課題は、直感で相手の性格タイプを決めつけてしまいそうになることです。一人でファシリテーションに臨んだのでいつもよりも丁寧に学生の様子を観察し、タイプに関するアドバイスを要するときも、決めつけるような言葉は慎み、なるべくひとつの可能性として「提案する」ことを心がけました。

高知大学での講義風景
(高知大学での講義風景)

また、学生がタイプを探索するのに迷いが生じている場合は、「ウィング」や「本能のヴァリエーション」など、迷っているポイントに当てはまりそうな情報をネタ的に提示し、タイプにはグラデーションがあることを理解してもらいながら進めました。2日目の夕方ごろには、タイプが確定しない学生のいらだちを感じる場面もありましたが、タイプ確定を目的としないこと、落ち着いて自分の内面や行動を観察することを根気よく伝え続けました。

講義後に書いてもらったアンケートの感想欄をひもとくと、学生たちは自己理解の深まりと、他者理解への関心を示してくれたことが伝わってきます。特に2日目までは、学生たちはタイプを決めることに意識が向いていましたが、3日目になるとタイプにとらわれずに自分の内面や行動の根拠を知ることの面白さに気づいてくれるようになっていました。最終的にタイプが判明しなくても、「自己理解のきっかけになった」「他者との違いがわかった」と、3日間で得られた新しい気づきを喜んでくれているように感じています。

私のキャリア開発の授業はすべて、学生たちに「君たちはどう生きるか?」について考えてもらうことを基盤としています。エニアグラムを知ることは、自分の生き心地の良いポジションを知り、他者と協働しあうための智恵を得ること。これは、納得のいくキャリアを歩むのに欠かせない概念だと考えています。引き続き、大学の正規授業にエニアグラムを取り入れ、その叡智を備えた若者を一人でも多く社会に送り出したいと考えています。

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