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2004年1月31日 vol.5
エ二アグラム《自分探しの旅》
〜〜自己成長とコミュニケーションのための人間学〜〜
発行元 NPO法人日本エニアグラム学会
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本メール・マガジンは、エニアグラムの智慧を日常で活かすヒントになればと、日
常の視点からエニアグラムを紹介することを目的としています。皆様のより豊かな人
間関係に満たされた生活を応援させていただきます。

「自分っていったい何だろう?」だれもが、何かの瞬間にフッと思うことがあると
思います。《自分探しの旅》には仲間がいた方が、楽しく続けられます。ご興味をお
持ちいただいた方は、当学会が主催するワークショップへ、ぜひご参加ください。

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■目次■

1.有名人のタイプ診断:「タイプ2 『北の国から』”黒板 五郎”、サザエさん」
2.「エニアな日記(タイプ5)」…日常から自分のタイプに気づくこと…
3.はじめての方に参加いただける 「プライマリーコース」
・プライマリー1日コース 2月22日(日)
・プライマリー2コース             3月 6日〜7日(土日)
4.2月〜ワークショップ
・アドバンスコース3コース          2月7日〜8日(土日)
・月例研究会                 2月18日(水)
5.ファシリテーター主催コース
・田中 きよみ        2月9日(月)
・湯田 佐恵子                 2月21日(土)
6.編集後記

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■1.有名人のタイプ診断「タイプ2 『北の国から』”黒板 五郎”、サザエさん」■

★倉本 聡 脚色の長期間続いたテレビドラマ『北の国から』の田中邦衛演ずる
父親 ”黒板 五郎”

家族だけでなく周囲の人に対する関わり方は、理屈ではなく、自分の相手
に対する思いをそのままにぶつけていく形をとる。
相手に受け入れてもらいたいという潜在的願望は、相手に喜んでもらおうと
身もこころも相手に対して感情を投げかけていく姿をとる。
悲しい、嬉しいといった湧き起こる感情をそのままに表出する。
シリーズ最後の「遺言」の一場面。娘と孫が旅立って行くとき、走り去る
列車を人の目もはばからず、娘と孫の名を叫びながら溢れる涙で顔をくしゃ
くしゃにして追いすがる姿が象徴的であった。

身近な人たちとの気持ちのつながりが持てていることを何よりも望み、密
度の濃い人間関係作りを何よりも大事に生きがいとして生きていくところに
主人公五郎の真骨頂がみられる。

★長谷川 町子 作 漫画『サザエさん』 の主人公 サザエさん

サザエさんの他人に遠慮なくすぐに関わっていくスタイル、とりわけその
お節介振りにタイプの特徴が現れている。
(著:武田 耕一)

○各タイプの詳細は、http://www.enneagram.ne.jp/index.htm ○
●学会のホームページで、自分のタイプもチェックできます●

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■2.「エニアな日記(タイプ5)」■

★某月某日:パソコンソフトの購入を・・・★
一太郎のニューバージョンが発売された。去年は見送ったので、早速購入した。勿
論「価格.com」で相場をチェックした上で。同時に、「一太郎13のすべて」「一太
郎マル秘テク500」「Atok16マル秘テク200」「一太郎12で困ったとき
に開く本」も購入した。これで、最新の一太郎を使いこなせる準備は万全だ。

普段は、殆ど金を使うことがない。この数年でも、まとまった買い物と言えば、Me
をXPに切り替える機会にパソコンを更新し、家内がデジカメを欲しがったので、オ
ールインワン機能のカラープリンターを入れたことぐらい。

何れも、数種の情報誌で、性能などについての評価を参照した。

(編集者解説)
このタイプの人は、物事をじっくりと考え、データを集め、慎重に行動します。
いろいろのことを調べる研究者タイプと言ってもよく、何かことを進めるに当たっ
ては、先ず思考を使い、情報を重視します。

このようなことから、タイプ5は「調べる人」(THE INVESTIGATOR)と呼ばれて
います。

★某月某日:大学時代のクラブのOB会役員会で・・・★
今日の会合のメインテーマについて、私なりの腹案を用意した。方針・構想など基
本的な話に触れないまま、枝葉の話が進んでいる間、私は発言しなかったが、そのま
ま終了の気配になりかかったので、提案したいことがあると声を掛け、今後の運び方
の基本的な方針について、考えを述べた。

全員の理解と合意を得られ、役割を果たせたことに満足した。

私は、会議・会合でリーダーシップをとろうとは思わない。好まない。他の人の役
割に口を出す積もりもない。誰が考えてもそうであることには関心が向かない。
私がすべきこと、私でなければということについては、縦・横・斜めから十分に検
討を加える。私の中で答えが出れば、そのことについては、人の意見はもう要らない。

言葉を文章として論理的に表現することは、考える範疇に入るので不得手ではない。
説明・説得など、事前に準備ができ、かつ、私の得意分野であれば、我ながら感心す
るほど能弁である。ただし、単なるお喋りの会話は、何を話すかに頭が向かい、考え
る間にタイミングを逃すのが常である。

(編集者解説)
タイプ5の人は、該博な知識に通じていますが、自分から積極的に知識を分け
与えたり、自分の考えを表現しようとはしません。自分が直接に関わるよりも、
傍観者、観察者の役割を果たすことを好みます。沈黙していることが多いので、
周囲はしばしば当惑します。

話す場合でも、自分が考えたことの結論だけを言うことが多く、そのプロセスを
十分に説明しない傾向があります。そのため、結論へのプロセスを理解できない周
囲の人を当惑させることがあります。

反面、自分の結論を理解されることは、自分の「考えの正しさ」を認められたこ
とになりますので、満足をあらわします。ただ、その満足も、顔や声にだすという
よりは、内面的な満足であり、周囲にわからない場合が多々あります。

★某月某日: 家内の毎度のことばは・・・★
「あなたは、いつも考えているばかりで、チットも動いてくれない。何もかも全部
私に押し付けて。私なしにはあなたは生きて行けないわよ。」

私は心の中で:
「私は、あなたを信頼しているから、あなたのテリトリーには手出しも口出しもし
ない。言われなくても、私がするべきことは弁えて、ちゃんと考えているから、そう
せっつかないで黙って任せてくれないか。」

私の頭の中では、なすべきことの項目について、その重要度と期限の優先順位が設
定されており、新しい事項が加わる毎に、見直し・更新している。私にとって、重要
なのは目標であり、それを実現するための戦略・戦術であり、それを抜きにした戦闘
行動は、成果にはつながらないムダな行為と確信している。

と言うのは自分に対する言い訳で、要は、考えて見ないと動けないのである。目的
地が見えなければ、何処へ向かって歩き始めれば良いのかが分からない。一事が万事、
何事に対しても、行動が遅くなる、鈍くなる。

また、私は、自分の感情について極めて鈍感であると自覚している。何事にも身構
えてしまい、自然体で接することが難しい。相手の気持ちを感じ取ることができず、
当意即妙の対応など全く不可能である。

そのような私のライフワークは、「私とは?人間とは?高齢社会の在り方は?」に
ついて考える。本を読んでいるとき、食事しているとき、仕事しているときを除いて。
家内は、テレビが面白いから私にも一緒に見ろと大声で呼ぶが、私は、別室のパソコ
ンの前で、昨日の続きをチェックし、次のステップへの想を練る。私の至福のとき。

そのことのために費やす時間も金も惜しくはない。他人の目には、バカバカしいと
見えるかも知れないとも思わない。

私にとって、「価値」とは「意味」である。「無意味」であることは「無価値」で
ある。「無力・無能である」か、「有能である」かは、私自身にしか見えない。私が
自分の存在を意味あるものと認められたとき、私は、生まれてきたことに心から感謝
する。

ある人に最近、あなたの言う意味とは何ですかと問われ、改めて「意味」の意味に
ついて考えているこの頃である。

(編集者解説)
タイプ5は、何かの分野で専門家になり、時には価値ある独創的な着想を生み出
します。自分の興味の対象を追求するあまり、身の回りのことには気が回らず、他
のものを犠牲にしても考え、学び、知識を蓄積しようとします。

そのため、邪魔のない静かな場所で、考えたり、情報収集したりと、自分の好き
なことに集中する時間を作ろうとします。

○各タイプの詳細は、http://www.enneagram.ne.jp/index.htm ○
●学会のホームページで、自分のタイプもチェックできます●

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■3.はじめての方に参加いただける 「プライマリーコース」のご案内■

役割を果たしながら生活している日常から少し離れて、ありのままの自分を見てい
く機会です。安心して語れるワークショップの場で、自由に話し合う中から、自分で
も気づかないでいる自分のよい所が、たくさん見つかるかもしれません。

人がそれぞれ違っているからこそ素晴らしいと実感する出会いの場にもなることで
しょう。ワークショップは、書籍ではわからないそれぞれのタイプの違いを知ること
ができる場でもあります。

☆プライマリーコースは、1と2があります。それぞれ、2日コースです。
・1、2のどちらから、受講してもOKです。
☆1日だけのコースもあります。
・合計4日間の受講でプライマリーは終了となります。
・プライマリーコースを終了すると、セカンダリーコースへ参加いただけます。

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★プライマリー1日コース★
日 時:2004年2月22日 (日) 9:30〜17:00
会 場:国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟( 511号室)
〒 151-0052 渋谷区代々木神園町3番1号 TEL 03-3467-7201
講 師:吉野 貴子 (日本エニアグラム学会専任講師)
参加費:一般 10,000円 (再受講 8,000円)、会員 7,500円 (再受講 6,000円)

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★プライマリー2コース★
日 時:2004年3月6日 (土) 9:30〜17:00
7日 (日) 9:30〜15:00
会 場:江東区文化センター 第1会議室
江東区東陽14-11-3 TEL03-3644-8111
講 師:田中きよみ、他 (日本エニアグラム学会専任講師)
参加費:一般 20,000円 (再受講 15,000円)、会員 15,000円 (再受講 10,000円)

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■4.2月〜 ワークショップのご案内■

★アドバンスコース3コース★

アドバンスコースでは、「エニアグラムでタイプを知って、それでどうなの?」と
いう疑問に答えようとしています。
今回はアドバンスコースの最終コースです。ここまで学んできたエニアグラムの智
慧を、実生活に活かせるようにしていただくのを目標にしています。

※ファシリテーターの方は、自己研鑽のためにも、またコース指導のためにも本コー
スの再受講をお勧めいたします。

日 時:2004年2月7日、8日(土、日) 両日とも 9:30〜17:00
会 場:7日
江東区 亀戸文化センター 第3研修室
〒136-0071 江東区亀戸2-19-1 カメリアプラザ5階 TEL:03-5626-2121
8日
国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟( 507号室)
〒 151-0052 東京都 渋谷区 代々木神園町3番1号 TEL:03-3467-7201
講 師:武田耕一、田中きよみ(日本エニアグラム学会専任講師)
参加費:一般:30,000円(再受講 24,000円)/会員:20,000円(再受講 16,000円)

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★月例研究会★

月例研究会では、「私にといっての○○とは・・・」というテーマで、タイプの特
徴を表す言葉の意味合いの理解を深めていきます。

例えば、タイプ1の言う「完全」という言葉とはどういうことを言っているのか、
それは何故なのか・・・。そして、他のタイプにとって「完全」とはどのような意味
を持つのか。ということを参加者各々に語っていただきます。それにより、同じ言葉
でもそのニュアンスや言葉の意味合いの違いを感じ、知り、自己理解、他者理解をよ
り深めていきます。

2月の月例会は、「タイプ1」のゲストスピーカを迎えて開催します。
日 時:2004年 2月18日(水) 19:00〜21:00
会 場:港区生涯学習センター
参加費:一般 2,500円  会員 2,000円

○ ワークショップ等の詳細は、 http://www.enneagram.ne.jp/index.htm ○
● ワークショップへのご質問など、お気軽に学会へお問合せください ●

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★3月開催予定★
6〜7日   プライマリー2  江東区文化センター
10日    月例研究会    港区生涯学習センター
20〜21日  セカンダリー3  江東区文化センター

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■5.ファシリテーター主催コースのご案内■

★田中きよみのエニアグラムワークショップ1日講座★
自分を励まし、勇気づける9つのメッセージ
〜 なぜ、辛いのですか。何を幸せだと感じますか 〜

講 師 : 田中 きよみ (日本エニアグラム学会専任講師)
日 時 : 2月9日(月) 9:30〜15:30
会 場 : 松戸市勤労会館

★エニアグラム・ミニワークショップ★
「あなたにとって相性とは?」

講 師: 湯田 佐恵子 (日本エニアグラム学会認定ファシリテーター)
日 時 : 2月21日(土) 14:00〜16:30
会 場 : 国領第二ふれあいの家

○ ワークショップ等の詳細は、 http://www.enneagram.ne.jp/index.htm ○

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■6.編集後記■

「エニアグラム」は、従来からソニーなどの企業内研修で、教えられていましたが、
最近では、(社) 愛媛県シルバー人材センター連合会主催 『平成15年度心理相談アド
バイザー養成講習会』や宮城県の地域社会人キャリアアップ事業『キャリアアップ養
成講座』などの中でも教えられています。

ひとりでも、多くの方にエニアグラムを知っていただき、その叡智を生活の中で、
活かしていただきたいと思っています。

今回もお読みいただきありがとうございます。どのような感想をお持ちいただけた
でしょうか?
メルマガへのご感想やご意見をお待ちしております。 npo_jea@yahoo.co.jp

*ワークショップ等のご質問は、 info@enneagram.ne.jp へお願いします。
(本永)

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■次回発行予定日:2月28日(3月号)
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