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発行元:NPO法人日本エニアグラム学会   2013年11月17日 vol.397
エ二アグラム《自分探しの旅》
~~自己成長とコミュニケーションのための人間学~~

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ここには笑いがある。初めて「全身ボディケア」の店に入る。もう一人
は カラオケ店へ。

いずれも一人、だれかを誘ったりしない。どこか秘密っぽいので、読者
もそっとついて行きたくなる。

カラオケ店でも「絶対音感は、相対音感は」とナゾ解きをしつつ一人で
研究。
リラクゼーションの店では「痛い」と口にだしたりしない。なぜ言えない
のかと思いながら。

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■目次■
●エニアグラム日記 タイプ5「リラクゼーションの店に行ってみた」●
●         タイプ5「楽しみ方、さまざま」       ●
○編集後記                 ○

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「リラクゼーションの店に行ってみた」

★10月12日(土) ★

ちょっと身体の疲れと背中に張りを感じたので、前々から気になっていた
60分2980円のリラクゼーションの店に行ってみた。以前ならそんな気も起き
なかったが、3000円なら受けてもいいかなと思えたのだ。

私の街には60分2980円の看板をあげている店が2店あり、どちらにしよう
かと思ってネットで改めて調べてみた。そこで、とりあえず予約の電話して
みたら比較的に早く受けられるのが「全身ボディケア」を謳う店の方だった。

初めて行くその店は、駅から近いビルの5階にある。予約の時間より5分
くらい早めに着いた。ちょっとドキドキしながらエレベーターで店に入ると
落ち着いた雰囲気の店内であった(当然か!)。60分コース2980円を払い、
小柄な女性スタッフにカーテンで仕切られた施術スペースに案内された。ベ
ッドは8台あるようだが、店内は仕切りのカーテンが閉められていて中の様
子は分からなかった。

私の担当はその女性であった。初めてなのでどんな感じなのかと思いつつ、
施術ベッドにうつ伏せになり施術が始まった。背中から脚を手掌や肘で押し
たり揉んだりしていた。イタ気持ち良く感じる時と「ちょっとそこは痛いよ」
「そこは違う!」と思いながら黙って受けていた。その後、仰向けで脚~肩
~首と頭を軽く揉みほぐす感じで終わった。

この女性スタッフが上手いのか?どうなのか?分からないと思いながら、
されるままに任せていたが、それなりに気持ちよかったので、まぁ、とりあ
えずはこんなものかという思いで店を出た。

★10月27日(日)★

前回受けたリラクゼーションの店とは違うもう1店「○○の達人」にも行
ってみた。ここも同じ60分2980円。今日は、特に身体のコリを感じているわ
けではなかったが、比較と確認しておきたいという思いがあったので。

余裕を持って予約の電話を入れて、やはり5分前には店に着いた。ここも
店内は同じ色調で落ち着いた雰囲気であったが、施術仕切りのカーテンが完
全に閉まっていなかったので、施術している所が見えた。施術者は男性が多
くいる印象で、なんかプロっぽい雰囲気を感じた。

今回は、男性スタッフの施術を受けた。肩甲骨周りと背中がちょっと凝っ
ていると伝えたので、背中・肩甲骨を丁寧にやってもらった。そのためか、
うつ伏せ状態での施術がほとんどであった。でも、時々「それは何!痛いん
だけどぉ」と思うことがあったが、我慢してしいた。最後に頭を揉んで終わ
ったが、頭はもっと優しくしてほしいと思った。

男性と言うことで、希望したところを十分してもらったので満足感は高か
った。たまには、リラクゼーション・ボディケアというのも良いものだし、
月に1回くらいは行ってもいいかなと思っている。

それにしても、「痛い」時に「痛い」と言えばいいのに、何故か言えない
自分がいることに気がついた。

(斜め四五度)

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「楽しみ方、さまざま」

★10月23日(水)★  俳句を楽しむ

古池や蛙飛びこむ水のおと      芭蕉

芭蕉は、古池に蛙が飛びこんだのを見たのではないらしい。貞享三年
(1686年)に詠まれたこの句は、それまで他愛ない言葉遊びでしかなかった
俳句にはじめて心の世界を開いた「蕉風(ショウフウ)開眼の句」であった。

ある日、芭蕉は隅田川のほとりの芭蕉庵で何人かで俳句を詠んでいた。す
ると庵の外から蛙が水に飛びこむ音が聞こえてきた。そこでまず「蛙飛びこ
む水のおと」と詠んだ。その上に何とかぶせたらいいか、しばらく考えてい
たが、やがて「古池や」と決めた。

古池の句は現実の音(蛙飛びこむ水のおと)をきっかけにして心の世界
(古池)が開けた句だ。つまり現実と心の世界という次元の異なるものの合
わさった<現実+心>の句である。この異次元のものが一句に同居している
ことが、芭蕉の句に躍動感をもたらすことになる。

閑(シズカ)さや岩にしみ入(イル)蝉の声 芭蕉

立石寺(リッシャクジ゛)で詠んだこの句も、心の世界である「閑さ」に続
いて、現実の「岩にしみ入蝉の声」といっている。同じ構造である。

蝉の声がうるさい現実と「静かさ」という現実は両立しない。境内のたた
ずまいに芭蕉の心が「閑さ」を感じ、表現したのである。

「やまとうたは、人の心を種として、万(ヨロズ)の言の葉(コトノハ)とぞ
なれりける」と紀貫之が堂々と宣言した。和歌は一貫して心の世界を詠んで
きた。芭蕉が初めて、俳句で心の世界にわけいった。「古池」という「心に
思ふこと」が、「蛙飛びこむ水のおと」という「聞くもの」をきっかけにし
て誕生した。この古池の句によって俳句はやっと和歌と肩を並べることがで
きた。

ふと、「浴衣(ユカタ)のきみは尾花(ススキ)の簪(カンザシ)♪」というメ
ロディーが頭の中をよぎった。しかし「ああ風流だなんて、ひとつ俳句でも
ひねって♪」とはならなかった。

(引用)
長谷川櫂(2013) 『松尾芭蕉 おくのほそ道』、100分de名著、NHK出版
紀貫之ら撰(905?,914?) 『古今和歌集』
岡本おさみ 作詞(よしだたくろう 歌)(1972) 「旅の宿」

★10月26日(土)★ カラオケを楽しむ

私は、日ごろから歌を歌うことはないので、カラオケが苦痛である。私が
歌って自分で楽しくない、その歌を聞いて周りの人が楽しいわけがない。な
のに、何故歌えというのか? この謎は、未だ解けない。

とは言うものの、これではいかん!と一人カラオケに行ってみた。旅の宿
も歌ってみた。難しい歌だと思っていたが、意外にイケた。人様に聞いて頂
けるレベルでは、とてもないのだが。

狭い部屋の中で、一人で歌っていると、自分の声をしっかり聞ける。早々
に、私が何故、カラオケが下手なのか、究明を始めた。

先ず、絶対音感がない。一方、相対音感はしっかりしていると感じた。調
子よく歌い始めると、一貫性がある。バックの音楽とあっているかどうかは、
別にして。

次に、聞こえてくる音と同じ高さの音を出せない。また、自分のイメージ
した高さの音を出せない。だから、歌い始めて最初につまずく。聞こえてく
る音楽と自分の声との不調和を感じるからである。しかし、居直って、最初
に出した自分の音を基準に歌い続けると、なんとなく様になる。

もう一つ気づいたのは、自分の出した声が、しばしば、音ではなく息になっ
ている。だから、元気に聞こええない。

よくよく考えると、自分がどのように下手かが分かれば、直しようがある。
どう下手かがわからない人は絶望だが、私には希望がある!!!
こんなことを考えていると楽しいが、私が上手に歌を歌えるのは、何百年
先になるのであろうか・・・。悠久の時を感じるひと時であった。

(ロジカル進(しん)ちゃん)

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(編集後記)

実はトマトを作っています。会社の窓際でです。

三鉢ありますが、いまちっさなトマトが4つ出来ています。花も4つほど
咲いています。

会社へ行く、ささやかな楽しみです。
(本永)

★エニアグラム日記の次号は、タイプ6。 12月22日配信予定です★

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