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発行元:NPO法人日本エニアグラム学会   2013年6月23日 vol.382

エ二アグラム《自分探しの旅》
~~自己成長とコミュニケーションのための人間学~~

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リタイアには複線から単線へ入ってきた電車に似たところがある。
十分に走りつづけたあとの「自由」がこれからの日々に入ってくる。

一方で上司の代行を頼まれた人には単線から複線を走る電車のような
緊張感がともなう。

どちらにも積み重ねてきた日々が、落ち着きのなかにある。
人を思う気持ちがあり「いらいらしたくない」という基本的な要求も
はっきり見える。

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■目次■
●エニアグラム日記 タイプ9「定年後の自由」 ●
●         タイプ9「上司の代行は多忙」●
○編集後記      ○

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「定年後の自由」

★6月3日(月)★
前職場の上司のBさんと会って懇親を深める。早いもので退職以来2ヶ月
が経過した。

午後6時にA駅改札口で待ち合わせる。程なく懐かしい顔が現れて近くの
居酒屋へ入る。「久し振り。元気そうだね。」和やかにお互いの現況等を伝
え合う。

あっという間の2時間が過ぎて店を出る。別れ際「毎月というわけには行
かないけれど、また会いましょう。」とBさん。私も同感である。

一緒に仕事をしていた時は、週1回のペース で飲みに行って情報交換を
行っていた。潤滑油としての意味も大きかった。

「(関係がなくなった今では)2ヶ月に1度でもちょっと多過ぎるかな?」
そんなことを考えながら混雑する電車に乗り込んだ。

★6月8日(土)★
朝ウォーキングをしながら、ふと考えた。

3月末37年間勤めた会社を定年退職し、4月から母校のキャリアセンタ
ーで学生の就職相談を行っている。

環境は大きく変化したが日課は変わらない。相変わらず朝晩ストレッチを
したり、体操をしたり、呼吸法を行なっている。日記も毎日付けている。

ただ同じことをしていながら、動機が180度違っていることに気が付い
た。以前はいつも外からのプレッシャーがあった。失敗できない。うまくや
らなければ…そのための健康管理、生活管理だったように思う。

4月からはそのストレスはない。内側からの動機付けだけである。続ける
のも、止めるのも自分の気持ひとつである。

自由だ!

★6月11日(火)★
夜中に目を覚まして寝られなくなった。

4月から300人弱の学生と面談を行ってきた。その中で人の持つ可能性
の素晴らしさを何度となく目の当たりにしてきた。

何十回も面接に落ち続け自信を喪失した学生が目の前に現れる。「これで
は通るわけがない」と私にも解る・・・だが、話を聴いているうちに学生の
目が突然輝き始める。

瞬間その学生はもう先程までの学生ではない。「人は見かけでは分からな
いな」といつも思う。そして、元気に溢れ飛び出して行く。

社会に出るという人生の大きな転機に関われることはとても幸せである。
学生には誰一人欠けることなく輝いて欲しい。そのためには毎日万全の態勢
で臨みたいと思う。よりスキルも高めたい。

今日も一日頑張ろう!

(のんきや)

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「上司の代行は多忙」

★6月1日(土)★
数日前に通勤に使っていた自転車がパンクした。平日は自転車屋さんに行
く時間はないので、仕方なく徒歩で通勤していた。

今日は近所の自転車屋さんに予め修理に伺うことを伝えてあった。

自転車屋さんは古くから地元で営業しているところ。数年前にパンクした
ときに自転車屋さんを探し近所にあることを知り、何度かお世話になってき
た。

9時頃には店を開けていると聞いていたが、ご高齢の店主で時間どおり開
店しているかはあやしい。電話をして伺うことにした。9時台、10時台に
合わせ4回電話してやっと繋がった。

今回は、パンクの修理とひび割れて傷んでいたサドルを交換してもらうこ
とにした。

作業は手慣れてはいるが、さすがにご高齢で、外したネジをころころ落と
したり、ちょっとおぼつかないところがあった。作業を見守りつつ、世間話
し。

店主のような自転車店はもう無くなってきたと。量販店ができたり、後継
者がいないなどの理由で、皆店仕舞してしまうと。

パンクも直り、サドルも新しくなった。これでいつもより早起きしなくて
も通勤できる。またその内パンクすることがあるだろうから、どうかお元気
でお店を続けていただきたいと思いつつ、自転車に乗って帰った。

★6月6日(木)★
今日はいつもより少し早く出勤した。

平常の業務に加えて年休をとった上司の代行業務が加わるので、その段取
りをしておきたかった。昨日から今日のスケジュールは組み立ててあったが、
今朝確認をして調整をしておかなければならないことがあった。

1日のスタートは、同僚からの小さなクレームから始まった。

私としては気配りをして対処したつもりであったことが、その同僚にはルー
チンなこととは違うと気になったようだ。結果、ルーチンなやり方にするこ
とに何の問題もないのでそうしてもらったが、私の中にはわだかまりが残っ
たままだった。

忙しいだろうなと予測はしていたが、今日は突発的な処理を要求されるこ
とが複数回発生した。あくせくして物事を処理したり、せかされることを好
まない私は、いらいらしてきた。

後輩たちがそばにいるところで「今日はもうばたばたや」ともらしたりし
ながら、自分の業務を一旦保留して処理を続けた。

一息つけたのは、19時を過ぎてから。まだ残務は残っていたが、コーヒー
を飲んで本当に一息つきたい状態だった。落ち着くことができて、私は的確
に業務の調整ができていたのだろうかと思った。

私はいらいらしてくると、早くそのことを終わらせたくなってくる。今日
のようなときこそ一呼吸おいて心を落ち着かせて、判断が狂わないようにで
きればよかったか、反省。

(ゆったりといこう)

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(編集後記)

先日、いつも練習で走っているコースの一部が、あるマラソン大会のコー
スの一部となっていました。

いつもと違い、走りながらたくさんの声援を受けました。
私は、その大会に参加していないのですが・・・。

なんだか、申し訳ない気持ちもありながら、いつもより頑張って走ること
ができました。声援はいつもありがたいです。

(本永)

★エニアグラム日記の次号は、タイ1。 7月21日配信予定です★

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