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発行元:NPO法人日本エニアグラム学会   2013年2月17日 vol.370

エ二アグラム《自分探しの旅》
~~自己成長とコミュニケーションのための人間学~~

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お御籤とは何か。「凶」とでてひと月後に再度引きに行く。そこで「大吉」
を当てた。あとの気分も良い。御神籤の解説もすっきりしていた。人生の歩
み方を一歩一歩と教える。枝木を削ぎ落としたような文章には希望が光る。

ある時、駅のコンコースで、人と人は「と」で結びついていると気がつく。
自分は「と抜き人間」でやってきたかもしれないと考える。翌日、疑問が出
て、サン=テクジュベリの『星の王子さま』を開く。キツネが「絆を結ぶ」
ことを王子に教えていた。

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■目次■
●エニアグラム日記 タイプ5「お御籤」 ●
●         タイプ5「「と」に囲まれた孤独者」●
○編集後記      ○

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「お御籤」

★1月27日 ★

1週間ほど前、友人と久しぶりに府中で会った。レストランで食事をして
お互いの近況などを話をした後、新年ということもあり、近くにある大國魂
神社にお参りに行こうということになった。拝殿まで行き御賽銭5円を入れ
て祈願した。ついで運勢を占ってみようとお御籤でも引いてみたのだが・・・。

31番:運勢・・【凶】・・!

新年早々「凶」が出てはあまり気持ちがいいものではないが、出たものは
仕方がないし、「凶」を引いたのにも意味があるはずだと思った。そこで、
どんなことが書いてあるかとお御籤の言葉を確かめてみた。

学びて然る後に 足らざるを知り
教えて然る後に 究めざるを知る

う~ん、なんかタイプ5っぽい言葉だと思いつつ、凶では「願事」「待人」
「失物」などその他の事柄にいいことは書いていない。ほんとは「凶」のお
御籤などは専用のお御籤を結ぶ所に結んでしまえばいいのだが、折角百円を
出してお御籤を引いたのだから、とりあえず持って帰ることにした。

家に帰って「凶」のお御籤に書かれた内容をもう一度読み直してみたが。
やっぱり「凶」という文字は、気持ちがいいものではないので、1月中に再
度大國魂神社にお参りに行って「凶」のお御籤を納めて来ようと思ったので
ある。

そして今日、大國魂神社にお参りに来た。
まずは、「凶」お御籤を専用のみくじ掛に結んだ後、今度は御賽銭50円を
入れて改めて祈願をした。そこで再度お御籤である。今度は場所を変えて十
分氣を入れて引いた。

34番:運勢・・【大吉】◎◎!

50円の効果か「大吉」を引いてとりあえず一安心・・・。
それほど気にしている訳ではないと思いつつも、「凶」より「大吉」の方
が気分はいいものである。

お御籤にある「天のみこえ」に書かれていたことは、

遠くとも 人のゆくべき道ゆかば
危き事は あらじとぞ思ふ

(意味:一歩一歩堅実に歩めば、時間はかかるが危険な目にあわないですむ)

なにはともあれ、新しい年を迎えて、大吉な1年にしたいものである!

(斜め四五度)

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「「と」に囲まれた孤独者」

★1月26日(土)★

そそくさと足早に通りすぎる人。時々体を軽くぶつけ合いながら歩くカッ
プル。団体の中には「オレが中心」の人や「私ついていきます」の人がいる。
一方、彼らから微妙に物理的距離をおいている人もいる。

駅のコンコース、中途半端な時間が余り、通行人を見ていた。今日の夕方
のことであった。

ふと、昨年末のNHK朝ドラ「純と愛」の一場面を思い出した。「あいう
えお」の中で一番好きなのは、私は「と」。「ロミオとジュリエット」「あ
なたと私」のように、結び付けてくれるから。

「純と誰なの?」と、ドラマの主人公である純に「ホテルの女将さん」が
問いかける場面である。

私は「と抜き人間」だなとつくづく思う。周りと関係なく私はいる(と思っ
ている)し、集団の一員という意識も希薄。集団(たとえば会社)とは、権利
義務の関係。

集団のメンバーとは、役割分担の関係。だから、会社に「滅私奉公」しな
かった。私は、会社を好きだったが愛してはいなかったのだろうか・・・。
「公私ともどもお世話になった(お世話した)人」は、会社にいなかった。

★1月27日(日)★

「少し違うのではないか」と今朝起きて考えた。何が違うかを深く考える
ことなくバタバタと日を暮し夕方になり、少し薄暗くなってきたので机の前
の蛍光灯をつけた。

「と抜き人間」だと私が思い込んでいるだけではないか? 実は、私は
「と」の人に取り囲まれていて、だからこのようにしあわせに生きているの
ではないか。

サン=テグジュペリの『星の王子さま』を書棚から引き出した。

「おいで、ぼくと遊ぼう」と王子さまは声をかけたが、キツネは
「きみと遊べない。なついていないから」と言う。

「『なつく』って、どういうこと?」と聞くと、
「『絆を結ぶ』ということだよ」とキツネは答えた。

「きみはまだ、ぼくにとっては、ほかの十万の男の子となにも変わらない
男の子だ。だからぼくは、べつにきみがいなくてもいい」

「でも、もしきみがぼくをなつかせたら、ぼくらは互いに、なくてはなら
ない存在になる。きみはぼくにとって、世界でひとりだけの人になる」

周りの人たちの顔を、一人ひとり思い浮かべてみた。

外を見ると、いつのまにか真っ暗になっていった。この暗さは、漆黒の闇
でも、暗黒の闇でもない。

(ロジカル進(しん)ちゃん)

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(編集後記)

電子書籍を買いました。

アマゾンの「キンドルペーパーホワイト」です。

まだ、「本」はそれで買っていませんが、たくさんの本を持ち歩けそうで、
本が好きな私は、とても楽しみです。

(本永)

★エニアグラム日記の次号は、タイプ6。 3月24日配信予定です★

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