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発行元:NPO法人日本エニアグラム学会   2012年2月19日 vol.334

エ二アグラム《自分探しの旅》
~~自己成長とコミュニケーションのための人間学~~

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2歳児は「これ何?」「どうして?」と問いかけてくる。くりかえし尋
ねるのはコミュニケーションの楽しい練習。求められてすぐに応えるのは、
やさしい母の性格特徴。

バレンタインのチョコレートは、この一年お世話になった感謝をこめて
渡している。その気持ちが伝わるように言葉をそえて。おじさまたちは、
どう思っているだろうか。

言葉にも、物の手渡しにも、気持ちや思いをこめる。それは大切なこと、
それがお互いの「潤滑油」と信じている。

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■目次■
●エニアグラム日記 タイプ2「境界線がなかなか引けない」●
●         タイプ2「会社のバレンタインデー」 ●
○編集後記             ○

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「境界線がなかなか引けない」

★2月12(日)★

最近本当に疲れている。原因は我が家の里子(さとご)、A君だ。

A君は現在2歳8ヶ月。順調に育っているが、俗に言う「恐怖の2歳児」
で、もう毎日が大変。この時期の子どもはなんでも「自分で~」とやりたが
るが、まだ手先が器用ではないので、失敗も多い。すると大泣きして暴れだ
す。

「これ何?」「あれはどうして?」とひっきりなしに質問してくるのも、
そう。健全な子どもの成長の証で、答えを知りたいというよりコミュニケー
ションのやりとりを楽しんでいるだけらしいが、質問責めにあうほうは気の
休まる時がない。

本当はうまく切り抜ける方法はあるのだろうが、私は性格的に、他人のニ
ーズについ答えてしまう習慣がある。そのため子どもの要求にも、ついつい
応じてしまうのだ。「自分でやりたい」と言われると、ついやらせたくなる。
やらせると次々子どもの要求がエスカレートするのはわかっているのだが。

「今はやめておこうね」などと言って「いやだあ!!」と騒がれるくらい
なら、応じてしまったほうがマシという発想がある。相手の要求に「ここま
で」と境界線を引くのがどうしても苦手だ。

(お月さま)

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「会社のバレンタインデー」

★2月4日(土)★

久しぶりにゆっくりしているなという感覚で迎えた週末。
「今日は、ゆっくり寝るぞ~」と思いながら、いつもと同じ時間に起きて
TVを見る。週末も5時起き。家族が起きてくるまでの時間をゆっくり過ご
そうと思って、のんびり朝食の支度を始める。

いつもと同じように、食事の支度をする中で、油の飛び散ったキッチンが
目に入った。気になり始めて、HIの周囲を磨く。シンクも磨く。棚の扉を
磨く。いつしかキッチンの大掃除に。

キッチンの床を拭く。その先のリビングの埃が目に入った。モップで掃い
て、掃除機をかけて。「うわぁ。午前中は、よく働いたなぁ」と満ち足りた
気持ちになる。

午後のゆっくりした時間に、紅茶を飲んでいると、妙に埃っぽい窓ガラス
が目に入った。天気もいいので、窓ふきを始める。布団を干す。エアコンの
室外機を拭く。ベランダの手すりを磨く。

今日はいろいろ気が付くなと感じた1日を終えるころ。「そうだ。受験が
終わったんだ」と気づく。息子の中学受験が終わり、気に病むことが無くなっ
たのだと気づいたのは皆が寝静まってから。

「棚の整理もしたいな。友達にも連絡したいな。」あれこれ、やってみた
い事が浮かぶ。気にすることがなくなると、いろいろ気づいたり、思い浮か
んだりするものだなと、改めて思う。

ふと鏡を見ると白髪交じりの私の前髪が見えた。「あ。ここにも、放った
らかしがあったね」と気づく。最後に大事なことに気が付いてよかった。
「少し、自分の身なりも気にしないとならないね」と鏡に向かって笑顔で
「おやすみ」を言う。「そういえば、鏡を見るのも何か月ぶりかな」と思い
ながら、本当にゆっくりした気分で眠りにつける。

★2月13日(月)★

2月の大イベント「バレンタインデー」。毎年、お世話になっている方に
感謝の気持ちをチョコレートに乗せて贈る。若いころから、男性だけでなく
女性にも贈っている。「義理チョコ」と言ってしまえばそれまでだが、チョ
コレートを選ぶときには、一人ひとりの顔を思い浮かべながら一年間お世話
になった場面を思い出す。日頃の感謝の気持ちを伝えるのに最適なイベント
だと思う。

最近、職場仲間と一緒に関連部署の方々にバレンタインのチョコレートを
贈ることが慣習となっている。チョコの買い出しは、職場の仲間が引き受け
てくれるので有り難いが、チョコレートに込める感謝の気持ちが薄くなるよ
うに感じる。

チョコの買い出しをしていない分、ちゃんと気持ちが伝わるように、チョ
コレートを届けに行くときには、お世話になった場面を思い浮べないといけ
ないと思う。

いざ、渡すときには「いつもありがとうございます」という言葉が自然に
出てきて、心から感謝する気持ちでいっぱいになる。受け取り側のおじさま
達は恐縮ぎみだけど、照れつつも笑顔が見えると、ほっとする。今年も贈っ
て良かったと思う瞬間である。

しかし、実際に、受け取るときに、おじさま達はどう思っているのだろう
か?負担に思っていなければいいなと気になる。

女性同士で贈り合うのを「友チョコ」と言うらしい。私も頂くと素直に嬉
しい。

きっと、おじさま達も喜んでくださっているに違いないと思い、明日もま
たチョコレート配りにフロアを歩く。

(すまいる)

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(編集後記)

いよいよ来週は、東京マラソンです。

当選しただけで、走る前から「おめでとう」と言われるのは東京マラソン
ぐらいだと書かれているのを読みました。

たくさんの方から、応援をいただいています。うれしいです、ありがとう
ございます。がんばります。
(体調管理には、気をつけているのですが、当日の体調と天気が心配です。)

(本永)

★エニアグラム日記の次号は、タイプ3。 3月18日配信予定です★

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