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発行元:NPO法人日本エニアグラム学会   2011年4月17日 vol.302

エ二アグラム《自分探しの旅》
~~自己成長とコミュニケーションのための人間学~~

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会議で必要なことをうまく伝えたい。いつも「うまく」という注文をつ
けてしまうところから、複雑な悩みが生じる。「押しつけてはいないか」
と不安にもなる。週末、お寺へお参りに。

本を探しに池袋や神保町で15もの古書店に入って尋ねる。まるで本探
し巡礼の旅といってもよい。セピア色の世界に入り、古書が語り出す空気
にふれ、店員の応対に温もりを感じて穏やかになる。

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■目次■
●エニアグラム日記 タイプ1「力の現し方」    ●
● タイプ1「それぞれの「気ばたらき」」●
○編集後記           ○

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「力の現し方」

★4月1日(金)★
新たな年度が始まった。しかし、気分が晴れない。

晴れない理由は、ついつい小姑のように周りにいろいろなことを言いたく
なる「私」がいること。そして、必要に応じてそれをうまく伝えることがで
きない「私」であること。

うまく伝えるということは、自分の意見を押し付けるような言い方ではな
く、「一つの考え方として聞き手に知ってもらういたい」ということなのだ
が、伝えた後に相手にどのように伝わったのか、押し付けになったのではな
いかと不安になる。

まさに、今日、職場でそういった場面があったのだ。数人で打ち合わせて
いるなかで、私自身も思うところがあるけれども、「言わない、言わない」
と心の中で思っていたのだが、こらえきれずに発言してしまった。

気分的に余裕がある時は、発言してしまったことに対し、「ま、いっか」
と流せるのだが、気分的に余裕がないと、今の気分のように、「押し付けに
なっていたら・・・」という不安を感じ、一方その陰で、「でも、間違った
ことは言っていないはず」という思いを感じている。

また、プライベートでは、「ま、いっか」で流せることが多いのだが、仕
事となると「お給料を頂いている限りはきちんとしなければいけない」とい
う思いが強くなり、「間違わない=正しさ」への拘りが強くなる。その一方
で、自分自身の口調の強さに対して、周りを不快にしているのではないかと
不安を感じる。

今日はこれ以上考えるのはやめて、この気持ちから少し離れてみようと思う。

★4月2日(土)★
朝から仕事の夢で目が覚めた。昨日のことが気になっているんだなぁと思
いながら、テレビを付けると、震災のニュースが流れていた。

私が「自分自身の欲求」に悩んでいることのちっぽけさを感じる。私の何
十倍、何百倍も頑張っている方がたくさんいる。今、私にできることを考え、
行動する。それが、直接でなくても、何かの役に立つはずである。日頃から
そうすることは大切だけれども、今だからこそ、なお更そうするのだ。

そんな気持ちで、朝からお寺さんにお参りに行った。お寺さんに行く途中
に数年前の大雨で被害にあったエリアを通った時に、新しいお店ができてい
ることに気付いた。数か月前は、まだ無かったお店だ。少しづつ時間をかけ
て戻っていく。あるいは、更に進化する。

お寺さんには桜の木がたくさんあり、3分~5分咲きだった。陽の光は暖
かく、風はまだ少し冷たかった。でも、春はもう来ている。桜だけでなく、
道端の草花にも寒さを耐えて、これから葉を伸ばし花を咲かせる力強さを感
じる。

その力強さを感じながら、自分自身のなかにも力強さを生みだす力がどこ
かにあることを感じた気がした。

(ちゃんと)

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それぞれの「気ばたらき」

★3月25日(金)★
職場スタッフに贈りたい本があった。その本を求め書店へ行き、店員さん
に尋ねると「お客様、その本はすでに絶版になっていまして出版社にも在庫
がなく注文をお受けできません。」と言われた。

更に店員さんが「規模の小さな書店等で在庫をそのまま置いている店があ
るかもしれませんね。大きな書店ですと在庫整理をしてしまうので・・・」
と言葉を添えてくれた。その言葉を頼みの綱に池袋、神保町と15軒以上もの
本屋を渡り歩いた。

10年ぶりに降り立った神保町の町並みはずいぶんと変わっていた。最初
に目に留まった小さな書店に入ったがあっさり「うちにはないね。」と無愛
想な返答が返ってきた。その後も「取り扱ってないです」、「在庫はありま
せん」の連続だった。

事務的な応対の連続となかなか成果が得られない現状に私は、うんざりし
始めていた。

歩くのに疲れ、もうあきらめようと思いながら立ち寄った8軒目の書店の
店員さんから「残念ですが在庫がありません。出版社にも問い合わせました
が絶版になっているので在庫がないようです。神保町のリストアップできる
書店さんの在庫状況を調べて見ますね。この通り(パソコン画面を見せてく
れながら)どこも無いようです。新書でなければ古本屋がたくさんあります
のでこのマップをお持ちになって参考にしてもらえればと思いますが・・・」
という言葉が返ってきた。

探している本を一緒になって見つけようといろいろな方法を提示し、手助
けをしてくれた。私の問いかけに“ある”、“なし”ではなくいくつものプ
ラスαが付加された思いがけない返答だった。

その店員さんの気ばたらきによってどんよりと重たく疲労し尖り始めてい
た心に温もりとまるみが戻ってくるのを感じとても心地が良くなった。その
店を後にした時には、頂いた書店マップを見ながら古本に関して全く興味は
なかったが、経験のない古本屋めぐりの寄り道をしてみようと気持ちが自然
にシフトしていた。

古本屋に一歩入るとまるでそこはタイムスリップしたような文化を感じる
書庫がならび一面セピアカラーの空間であった。その不思議な空間に引き込
まれ、いつの間にか疲れを忘れ、時間を忘れ書物の存在感や時代の変遷を感
じる充実感で穏やかな気分になった。

最初の店員さん、8軒目の書店で出会った店員さんの気ばたらきにより、
思いがけない古本屋めぐりができた。結局、求める本は見つけられなかった
が、それぞれの気ばたらきに導かれ得ることが出来た充実感に感謝の1日で
あった。

(つくし)

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(編集後記)

3月11日に発生いたしました「東日本大震災」により被害にあわれた
皆様に心よりお見舞い申し上げます。

新学期のニュースも流れてきますが、まだまだ大きな余震も多く落ち着
かいない日々ではないでしょうか。

一日も早く復旧されますことを心からお祈り申し上げます。

(本永)

★エニアグラム日記の次号は、タイプ2。 5月22日配信予定です★

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