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発行元:NPO法人日本エニアグラム学会   2010年6月20日 vol.274

エ二アグラム《自分探しの旅》
~~自己成長とコミュニケーションのための人間学~~

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川に招かれたふたりの記録。性格タイプは同じだが未知の人たちではな
かろうか。一人は隅田川に沿って歩き、もう一人は琵琶湖の東の川で釣
りをしている。日常業務をこなし、同僚ともつきあい「のどかな時間」
も作りだしている。

他人に振り回されないこのひとときがあるから、感謝の気持ちもうまれ
ている。同僚からの依頼も配慮して、周囲に安心をとどける。

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■目次■
●エニアグラム日記 タイプ9「隅田川テラス」●
● タイプ9「琵琶湖の東で」●
○編集後記           ○

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「隅田川テラス」

★6月4(金)★
4月より人事異動で職場が変わり2ヶ月経過した。専らビルの中でパソコ
ンと睨めっこしている時間が長く息が詰まる。血の巡りも良くない。同僚と
の付き合いの機会も増え、気がついたら3Kgも体重が増えていた。

昼休みを利用して隅田川の川縁を歩くことにした。川縁は「隅田川テラス」
として整備されている。

歩き始めて2週間になる。早めに昼食を済ませ外に出る。天気が良く、吹
き抜ける風が心地よい。とても長閑である。川辺は開放感がありとても気持
が良い。ウオーターフロントというが、人は本来水を求めている、海や大き
な川を見ているととても癒されるのかもしれない。

階段に腰掛け思い思いに弁当を拡げる人達を横目に見ながら歩く。私と同
様歩いている人もちらほら見える。ランニング姿の人にも時々すれ違う。川
面には遊覧船の他結構たくさんの船が行き来している。今日は永代橋を渡り、
隅田川大橋を過ぎ、清澄橋を渡って途中時間を調整しながら大回りをし40
分で戻って来た。

気持ちの良い汗をかき、気分を一新して午後の仕事に取り組むことが出来
た。夜は今日も飲み会で同僚と友に楽しい一時を過ごすことが出来た。こん
なことをしていては中々体重を元に戻すのは難しいが、気長に考えていこう。

★6月5日(土)★
家内が短歌を始めて4年以上になる。最近歌評を書くよう先生から命ぜら
れることが多くなったようだ。その度に私にアドバイスを求め、良く議論を
する。短歌にはその人の生き様、人生観が色濃く反映する。妻との議論を通
じて自分の人生を振り返ることがあった。

素晴らしい師、先輩、友人に恵まれてきた。中でも剣道のY師、経営コン
サルタントのM先生、Mさん、S先輩等は自分の人生にも大きな影響を与え
ていただいた。その方達は私の可能性を見いだし、少しも揺らがずに今でも
心から私を信頼して下さっている。(中にはもうお亡くなりになった方もお
られるが・・・)

そういった方々のご厚情に対し、一方の自分はどうであったか?自分で自
分を信じることが出来ず、全力でご期待に応える努力をしてこなかった。申
し訳ない限りである。学校を卒業してこの方、尊敬する方から会社を移って
一緒に仕事をしないかと誘われたことが数回あった。その度に、自分は今の
会社でも十分にやれているとは思えないのに、転職しても上手く行く筈はな
いと自分で壁を創り、やりたい仕事であったのに尻込みしてきた。この生き
方が自分の人生を、程々の中途半端に甘んじさせてきたのだと思う。

昨年来、こんな自分の生き方を変えようと思いもがき苦しんできた。自分
を信じていただく方々の為にも、自分を見捨ててしまうことなく、全力で生
きていきたい。

改めて、決意した一時である。
(のんきや)

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「琵琶湖の東で」

★5月30日(土)★
今の季節は釣には絶好の季節。天気がよければ休みはほとんど川に出かけ
ている。毛鉤で釣をする私は毛鉤を自分で巻くことから楽しんでいる。釣に
出かける前から今度はこの毛鉤で釣果がでるかなと期待しつつ。

今日は釣仲間と待ち合わせて琵琶湖の西側の川で釣の予定。現地に到着す
ると数日前の雨の影響かまだ川の水位が下がりきらず、釣ができる状況では
なかった。釣を諦めるより釣ができるように何とかしようと考える私たちは、
琵琶湖の東にある川なら何とかなるかもと話し合った。琵琶湖を南に下って
琵琶湖大橋を渡り、高速道路に乗り継ぎ一路目的地に向かった。

予想どうり現地の川は雨の影響はなくなっていて、釣ができる水位。8時
に待ち合わせて、琵琶湖をぐるりと移動して釣が開始できたのは11時。少し
釣って昼食。今日のメインはそば飯、みそ汁つき。まずはノンアルコールビー
ルで乾杯。いつものコンビニおにぎりよりはちょっと贅沢な食事を楽しんだ。

釣歩いて腹がへって、大自然の中で食べる食事はインスタントや冷凍食品
でも本当にうまい。夕方5時まで釣を続け、今日の釣果は釣仲間が岩魚4匹、
アマゴ1匹、私が岩魚1匹、アマゴ1匹。

緑濃い山々、頭上を覆う木々から射し込む陽射しのやわらかさ、カジカガ
エルの鳴き声、川に立つといつも清々する。流れる毛鉤に集中し続け、渓魚
がくわえた瞬間がなんとも言えず、私たちはまた渓流に通い続ける。

★6月2日(水)★
職場の同僚が声をかけてきた。「お願いがあるんですが、この間の会議で
うちの部署の持ち時間がおしてしまって、Mさんの部門の割当時間がなくなっ
てしまいましたね。今度の会議ではMさんの部門からスタートして割当時間
を多めにとれるように配慮したほうがいいと思っています。どう思いますか?
そのようにMさんや会議の関係者にもちかけてもらえませんか?」
私はすぐにこの提案をしてきたKさんの心情と配慮をくみ取った。

私の職場では建物の一部建て替えをひかえている。このところ定期的に会
議が開かれ、各部門が部門毎の要望を伝え、交渉の機会をもってきた。会議
の中では、部門毎の要望が衝突することもあって、自分のところの要望を押
し通そうとしたMさんに「他部署への配慮が少し足りないのではないか」と
Kさんがたしなめたことがあった。Kさんと同じ部署に所属する私も引っか
かっていたけれど、口に出せないことを言ってくれていた。

今日持ちかけてきたことは、過去のいきさつをふまえて自分からは言いに
くい(のだろうか?)Kさんが私に頼んできたこと、過去のいきさつはいき
さつとして切り離しMさんへの配慮ができるKさんに、私は今回も内心感心
していた。

MさんにはKさんからの提案ということは伏せて話をし、次回の会議に参
加する関係部署の事前の根回しも済ませた。結果を伝えると「助かりました。
ありがとうございました。」とKさん。私は「いえいえ」と答えながら、こ
ちらこそいつも教えてもらっていますと心の中でつぶやいた。

(ゆったりといこう)

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○ 編集後記 ○

会社で私が座っている席の後ろは、日当たりがとてもよい窓です。

最近、ミニトマトを小さな鉢に植えました。芽が3センチほどの伸びてき
ました。

毎日見るのがとても楽しみです。

追伸
「ミニまぐ」もスタートしました。タイプの特徴をクイズ形式で学べます。
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★エニアグラム日記の次号は、タイプ1。 7月18日配信予定です★

(本永)
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