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発行元:NPO法人日本エニアグラム学会   2010年4月18日 vol.268

エ二アグラム《自分探しの旅》
~~自己成長とコミュニケーションのための人間学~~

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抒情歌をうたいに行く。人が集まるとテンションが上がる。
みんなに明るい気分になると喜ばれるが、あとで疲れる。
素のままでいると疲れない。自然体で素のままでいよう。

楽しさを見つけに川沿いの桜並木をひとり歩くと、いろいろ見えてくる。
早目に出勤して途中ベンチで子猫に会う。写真をとる。途中であった
新所長と職場まで歩く。さあ、新年度のスタート。

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■目次■
●エニアグラム日記 タイプ7「テンションが上がる」 ●
● タイプ7「新年度」 ●
○編集後記           ○

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「テンションが上がる」

★4月5日(月)★

携帯で見えない人と繋がる夫
目の前のわれと係わりもなく

最近の夫はツイッターにはまっており犬の散歩にもマッサージチェアに座っ
ていても携帯電話を持っている。それを冷ややかに隣で見ている私は画面ば
かり見ている夫に反抗するかのごとくアナログになっていき、短歌やペン習
字、抒情歌を習いだした。

しかし「携帯電話だけで十分」とパソコンのメールを見ずにいたら、この
原稿の締め切りメールを見逃がし、慌てている次第。私の面倒くさがりのい
い加減なところが露見してしまった。夫を批判する立場にはないようだ。

昨年までの介護看護生活も落ち着き、ようやく自分の好きなことを始めよ
うと習い始めた「安らぎの抒情歌」という歌の教室がとても楽しい。新講座
だったのでみな初対面だったが最初から明るく楽しい雰囲気だった。先生も
とても優しい方で生徒さんも同じ年代の方々、気も合い今の私の生活の支え
の一つとなっている。

私は習い始めると最初は夢中になるので、とにかく一生懸命に発声練習、
わからないところはすぐに質問するし、いつの間にか先生が私のほうを向い
てお話をするようになっていた。こうなると視線も外せず、先生好みの質問
や話題も提供するようになってしまう。

同じように先日もお蕎麦屋さんで大きなテーブルに外国人と相席になった
際、同じく相席の年配男性が日本語で話しかけたのだが通じず、つい簡単な
英語だったので訳したらその外国の方が私の方ばかりみて話すようになって
しまった。

せっかく話しかけた年配男性の立場がなくなってはいけないと思い話題に
入れるよう一生懸命つたない英語やジェスチャーで国際親善と多分定年になっ
たばかりの男性のコミュニケーションを図るべく努力をした。

それは久しぶりに楽しくわくわくとする出来事だった。多分周りの方には
おばさんがはしゃいでる、とうつったに違いない。

でもある時間が過ぎたら心の声が「もういいかな。疲れたよね」と言い始
めるのでにこやかに別れを告げ、外に出る。もうなるべく会いませんように、
と思う気持ちと、また会いたいな、という矛盾した気持ちが湧いてくる。

気を遣って楽しい時間を演出するのはその時はとても楽しいのだが年のせ
いか後からすごく疲れてしまう。多分無意識にちょっと無理をしている。こ
の場合は言語の問題が大きいけれど、人が集まるとなぜかテンションが上が
るスイッチが入ってしまい楽しい時間を作りだす。でも長くは続かない。短
距離タイプなのだ。

だから歌の教室でもおなじようなことが起こってしまった。それを他のメ
ンバーは「優しい」と言ってくれたが「優しいというよりこういう性格なの
よね」と言うと「明るくなるし、助けられてるのよ。先生も楽しそう」と言っ
て下さり嬉しかった。

メンバーのみなさんそれぞれがご苦労を抱えていたり、乗り越えてきた方
たちで人間的に魅力のある方たちばかり、そんな方とご一緒していると最初
こそ幾分気を遣ったが今は自然体のありのままの自分でいられる。みなさん
が「我慢しない。好きなことをする」と決めた方ばかり、こんな方たちの中
にいるとはしゃぐことなく素のままの自分でいられる。だから疲れることな
くかえって元気をいただける。

まだ数か月のお付き合いだけれどこの方たちとはずっと繋がっていきたい。

短距離タイプのこの性格が災いして繋がれたはずの絆を自ら手放してしまっ
たことも過去に多かったように思う。だから年を重ねてきた今は改めて大切
な方々に感謝をし、縁を切らさないように丁寧に努力をしたい。

そして一番身近なツイッター大好きの夫とも「画面ばかり見ていられたら
淋しい。でも面白い話題があったら教えてね」と素直に言おう。

冒頭の短歌を朝日歌壇に送ってみたが何の音沙汰もなかった。残念。

(ひさきょん)

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「新年度」

★3月28日(日)★
やわらかな日差しが差し込んできて目覚めた。今週は雨が降るらしいので、
桜の見ごろは今日までのようだ。家事を一通り終え、お花見に行ってみよう
と思い立った。

一眼レフのデジカメと地図を肩掛けのバッグに入れ、気の向くままにウォー
キング。家からJRの駅まで約4km。少し早いかな・・・くらいの速度で
リズムをつけて歩く。川沿いの桜並木。普段は並木道があるなんて気にも留
めていないのだけど、今日はまるで桜のトンネルのよう。

散歩をしている年配のご夫婦、子ども連れの女性、ひとりベンチで桜を見
上げる人・・・今日は時間がゆっくりと流れていく気がする。JRで約1時
間、古い寺社が多く集まる小さな山間の町に着いた。山の中腹が桜色に染まっ
ている。

涅槃仏で有名な寺院を参拝。仏さまの背後には桜の木と春の晴れた空。ま
るで日なたで気持ちよくお昼寝中の仏さま・・・といった感じに見える。

国道に出ると、上下線とも車で大渋滞。きっと国道両脇の桜を見ようとド
ライブしている人が多いんだろうな。今日ばかりは、車よりも徒歩の方がい
いようだ。

菜の花と桜のコントラスト、老人ホームの庭では楽しそうにお花見をする
お年寄りたち。心に響いた風景を写真に収めながら、約15kmを歩く。

帰りのJRでは電車の揺れが心地よく、ついウトウトとしてしまった。

年度末そして年度初めを控え、気持ちがリフレッシュできたかな。

★4月2日(金)★
新年度が始まった。今回の人事異動では職員の半数以上が異動した。

新たなメンバーで今年度のスタートだ。

雨上がりのいつもの通勤の道。職場近くの公園の桜も、随分散ったことだ
ろう。花びらが散って地面を埋め尽くした風景と出会えたら、写真に収めて
おきたいな・・・と、通勤バッグにカメラを入れた。

駅から職場まで、すれ違うのはビジネスマンばかり。春休みで通学の子ど
も達がいないのは少し寂しい。

職場近くの公園脇の桜が随分散っている。しばらく立ち止まり桜を見上げ
ていると、足元で猫の鳴き声がした。

声の主を探すと、少し離れたベンチの下で白い小さな猫がこちらを窺って
いる。しゃがみ込んで、ニャーニャーと鳴き真似をすると、ソロリソロリと
こちらに近づき、足元にすり寄ってきた。

通勤バッグをベンチに置き、カメラを取り出して、猫の表情を撮影する。
目を細めてみたり、あくびをしたり、猫の表情はコロコロと変わる。

さて、出勤しなければ!とバッグに戻ると、開けっ放しにしていたバッグ
の中に桜の花びらが2枚入り込んでいた。何だかラッキーな気がする。

公園を出たところで、新所長と会った。「おぅ、おはよう。早いね」
「えぇ、いつも大体これくらいの時間なんです」

始業時間よりも45分前に着き、甘めのコーヒーで1日を始める。

今年度もガンバロウ!と思えるスタートだ。

(笑みだるま)

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○ 編集後記 ○

ジョギングをするのに、気持ちが良い季節になりました。

私、3月にフルマラソンに出る予定だったのですが、開催当日の悪天候
(強風)のため、残念ながらその大会は開催中止となりました。

参加定員が、15,000人もある大きな大会だったので、どこでどんな事故
が起こるかわからないですし、事故があってからでは遅いですからね。

練習を続けて、次の機会にがんばろうと思っています。

追伸
「ミニまぐ」もスタートしました。タイプの特徴をクイズ形式で学べます。
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★エニアグラム日記の次号は、タイプ8。 5月23日配信予定です★

(本永)
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