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発行元:NPO法人日本エニアグラム学会   2009年11月22日 vol.253

エ二アグラム《自分探しの旅》
~~自己成長とコミュニケーションのための人間学~~

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子どもが熱をだして寝ている部屋へカレーが匂ってきます。
おとうさんもおかあさんも、子どものことを見守っている。ふつうの
家庭です。ふつうにとても憧れている子どもに、父さんのカレーは
おいしいでしょうか。

かあさんは、自分がおせっかいにならないよう、みずからを律して
むきあってくれています。クリスマスの話でもりあがりそうです。

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■目次■
●エニアグラム日記 タイプ2「レトルトカレーでいいんだな」●
○編集後記                       ○

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「レトルトカレーでいいんだな」

★11月6日(金)★
里親になって3年目になった。一緒に暮らしている里子(さとご)のI君
との生活も2年半になった。今年の4月には無事小学校に入学し、かわいい
一年生だ。

小学生になると遊び方も変わってきた。やれカードだの、ゲームだの、上
級生のまねをする。今年のクリスマスにはサンタからゲーム機をもらいたい
そうだ。私が「サンタはゲームのことわからないから、ゲーム機はくれない
と思うよ」と言ったら、友達でもらった子がいるから大丈夫という。

順調に成長している姿をみるとうれしい。でも安心ばかりもしていられな
い。愛情不足で育ったI君は自己肯定感が低いうえに、生活体験が圧倒的に
少ない。クラスの友達はみな一般家庭の子どもだ。親からの愛情を一身に受
け遊びも勉強もスポーツも自由に経験させてもらっている。あらゆる場面で
I君よりも進んでいるのだ。そこへI君は必死に追いつこうとして最近スト
レスをためている。

なんとかしてあげたい。何か親としてできることはないだろうか。

そこまで考えてはたと気づく。まずい。またやっている。人のニーズを探
すくせが出てしまった。心配だけどI君ももう小学生。私のできることは限
られているのだから、「何かをしなくては」と思うのはやめよう。手出しは
せずに少し離れた場所から見守ろう。

★11月8日(日)★
朝から子どもが熱を出した。今日はサッカーJリーグの試合を家族で見に
行く予定だった。チケット代ももったいないことだし、子どもは私が看病す
ることにして、夫一人だけでも見に行くことになった。試合が終わったころ、
夫から電話が入る。夕飯は自分が準備するから、何もしなくていいという。
一日看病していた私への配慮らしい。ありがたい話だ。

だが、こういうとき私はなんだか悪い気がしてしまう。自分が怠慢なんじ
ゃないかとか、人から「やってもらう」ことに理由もなく罪悪感を感じてし
まうのだ。内心、やってもらって楽をしたいのに。

夫が帰宅した。つくってくれたのは、レトルトのカレーだった。なんだ、
レトルトか(笑)。これでいいんだな。私だったらもっとおおげさになって
しまうところだった。人に何かをするときは、これくらいでちょうどいい。
負担に感じない範囲でやるのが、結局お互いのためになる。

(お月さま)

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○ 編集後記 ○

来年の手帳を買いました。

お店には、いろいろな種類の手帳が並んでいるので、ちょっとは気になる
のですが今のに不満があるわけではないので、本年と同じ手帳を買いました。
実は、昨年とも同じです。

再来年も同じ手帳を買いそうです。

追伸:「ミニまぐ」もスタートしました。こちらは、タイプの特徴をクイ
ズ形式で学べます。

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★エニアグラム日記の次号は、タイプ3。12月20日配信予定です★

(本永)
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