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発行元:NPO法人日本エニアグラム学会   2005年8月28日 日常編 vol.41

エ二アグラム《自分探しの旅》
〜〜自己成長とコミュニケーションのための人間学〜〜

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本メールマガジンは、エニアグラムの智慧を日常で活かすヒントになれば
と、日常の視点からエニアグラムを紹介することを目的としています。

いつも読んでいただきありがとうございます。

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■目次■
●エニアグラム日記 タイプ9「職場の愚痴」         ●
●           「家族と共にくつろいだ4日間」 ●
○編集後記○
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タイプ9の人は、落ち着いてゆったりとした安定感があります。内面での
静けさを保っていたいので、葛藤や不快な状況は好きでなく、その状況に遭
うと、それを解消しようとしたり、避けようとしたりします。

平和を愛し、人と争うのが嫌いなため、周囲を穏やかにします。他の人に
対する価値判断をしないので、その人たちの間で一緒にいることができます。
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★8月13日(土)★
お盆で親戚が実家に集まった。父方は兄弟が多く、最年長の伯母は80代、
末っ子の叔父も60代。帰省してきた皆が揃ってから、夏の暑さが少し落ち着
く夕方、お墓にお参りするのが恒例。

私の足で歩いて7〜8分というところに墓地があるが、皆で歩くと15分近
くかかってしまった。去年より足どりがゆっくりとしてきているのがわかる。
1年に1回の再会は、この足どりの変化一つをとっても両親を含めた叔父たち
が少しずつ年老いてきていることを感じさせる。

お墓にお参りして、帰りは在所の中を通る道をゆっくりと歩いた。この道
は私も子供の頃、通学で何度となく通った道だったが、久しぶりに通ると、
まわりに見えるものが小さく見えることに気づいた。それなりに大きいと思っ
て魚釣りをして遊んだ池も縦に大人が三人並んだ程度の池だった。実家に近
づいてきて、上り坂にさしかかったとき、緑の葉を茂らせている銀杏の木が
目に入った。私が「この木のところで小さいときによく遊んだ」と末っ子の
叔父に伝えると「これはわしの子供のときにもあった。覚えている」という
言葉が返ってきた。

私が過ごした子供時代と叔父たちが過ごした時とが一本の銀杏の木を通じ
てつながった。私が生まれ育つ前から実家を離れている叔父だがこれまで以
上に近く感じた。

★8月17日(水)★
職場の飲み会があった。今日は私の所属する部署の途中採用の職員の歓迎
会。一次会はこぢんまりとしたフランス料理のお店。主賓の新入職員の自己
紹介があったりして、和気あいあいと一次会は終わった。

二次会は数人が帰ったが、大部分のスタッフが残り、歩いて少しの居酒屋
に会場を移動。二次会に行っても時には酔いに負けて結局眠ってしまうこと
がある私も、今日は余裕があった。主賓がからかわれたり、互いをよく知る
スタッフ同士でからかいあったりと二次会はさらに賑やかとなった。

飲み会ではある程度座が落ち着いてくると、熱く語り合う集団が所々にで
きてくることがある。私が座っているところでも職場の話題が出始めた。日
頃は耳にすることがなかった愚痴が出始めると、和やかだった雰囲気から私
は何か落ち着かない感じがしてきた。その話題を発端に段々とヒートアップ
していく空気を感じて、私はその不満を受け止めながら、自分が考えている
肯定的な意見を返していた。

帰り道、酔いがまわっているのに何か落ち着かない感じが残った。次の日
もそれが片隅に引っかかっていた。どうしたら職場の風通しが少しでもよく
なるのだろう。私ができることで避けてきたことは何だろう。私の引っ掛か
りはこのできるのにしてこなかったことにあるのだろうか。課題をもらった
気がした。
(ゆったりといこう)

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★8月13日(土)★
家内の母親の新盆で秋田を訪れるのを機会に、3泊4日の日程で、東北を
旅行することにした。長男も大学4年になり、来年4月に就職してしまえば
家族4人揃っての旅行の機会はもう余りないかと思ったのである。4人揃っ
て旅行するのは数年来無かったことである。

偶々、入れていた予定がキャンセルになり一日フルに使えることになった
ので、急遽インターネットで予約を取り、裏磐梯のペンションに1泊するこ
とにした。

朝6時50分に市川の自宅を出発する。車を運転しての旅行は本当に久し
振りで、道も不案内である。何しろ12年前に買った車なのに、未だ24,
000キロしか走っていない。勿論カーナビも付いていないので、コンビニ
でロードマップを購入したりしながらのちょっと不安もありながら、のんび
りとした旅の始まりであった。かなり余裕を見た積もりで、「会津ぐらい観
光をする時間もあるかな」と思っていたのであったのだが、甘かった。始め
から大渋滞である。遅々として進まない。宇都宮でお昼・・・途中から高速
を降りて一般道を走ったりもしたが、郡山を出る頃には午後4時を廻ってい
た。

それでも、ゆっくりと昼食をとることも出来たし、猪苗代湖では家族みん
なで写真を撮り、五色沼も見ることが出来た。

5時半にはペンションに入った。20年ほど前に子供たちが未だ小さかっ
た頃、会社の契約保養所として2,3回利用した思い出のペンションである。
感無量である。夕食時、ワインを飲みながら家内とあの頃を振り返り感傷に
浸る。来て良かった。

★8月16日(火)★
旅行も4日目、最終日となった。昨晩は岩手県の鉛温泉に1泊した。朝5
時に起きて温泉に浸かる。本当に時間がゆっくりと流れている気がする。

帰り支度を済ませ朝食をとる。7時半過ぎに宿を出て帰途に就く。途中で
高速を降りて仙台で食事をしようかとも考えるが、家内の「渋滞に遭わない
うちに帰りたい」との一言で、みんなの意見が一致する。渋滞に遭う前に出
来るだけ突っ走ろう。

二本松まで来たところで、前が詰まってしまったので、すかさず高速を降
りて下を行く。本宮まで来たところで少し早めの昼食をとろうと、レストラ
ンに入ったところで地震にあった。大きな揺れがかなりの時間続いた。でも
恐れるほどではない。ただ、揺れが収まった後、調理が出来なくなるのでは
と一寸心配であったが杞憂であった。

食後車に戻り、ラジオを入れる。東北道はこの先も途中まで通行止めにな
っていた。「磐越道を経由して常磐道で帰ろう」と決めてインターへ走った。
幸い常磐道はすいていた。渋滞に遭うことなく午後4時過ぎには帰京するこ
とが出来た。

久し振りで、家族と共にくつろいだ4日間であった。
(のんきや)

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○編集後記○
いつもメルマガを読んでいただきありがとうございます。台風が過ぎたら、
また暑い夏の日が戻ってきましたね、体調を崩しやすい時期ですね。みなさ
ん、どうぞお気をつけください。

エニアグラムをはじめて学ぶ方にご参加いただける、次回の「プライマリー
・コース」は、9月17-18日に開催します。ぜひ、参加してタイプの違いを実
感してくださいませ。お申し込みの詳細は、WEBまたは、事務局
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(本永)
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