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発行元:NPO法人日本エニアグラム学会   2009年5月24日 vol.235

エ二アグラム《自分探しの旅》
〜〜自己成長とコミュニケーションのための人間学〜〜

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買い物をするときも「無駄な会話はしない」「人に関心がない」。
頭の中では人の何倍も考えごとをしている。
この内面のメカニズムを追ってみる。関心がなければ理解できない。
自分が変わっていく方向は「隣人に関心をもつ」ことだと気づいてきた。

学生たちが駅でカンボジアに小学校を作る「募金」をしていたので協力
した。分けあうときに生まれるよろこびがのぞく。
「私が寄り添っていくことができれば」境界線はなくなる。

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■目次■
●エニアグラム日記 タイプ5「携帯電話を買い替えて・・・」 ●
●         タイプ5「関心はどこに向かうのか」   ●
○編集後記                      ○
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「携帯電話を買い替えて・・・」

★4月30日(木)★

携帯電話を新しく買い替えた。

auのケータイを3年間使っていたので、そろそろ新しいケータイにしよ
うかなと思っていたのだが、auの新機種の中に欲しいと思うモノがなかっ
た。そんな時「iida」という新しいブランドで「G9」という製品が出
て、デザインが気に入ってこれなら買い替えてもいいなと思っていた。

欲しいと思ったのは、機能面ではなくデザインである。機能などの仕様は
見ることはしたが、重視したのはデザインである。音楽は聞かないし、ワン
セグも必要ではなかったのである。

買い替える前に実機を確認した。手に持った感じ、スライドの感覚やキー
ボタンの押しやすさなどを確かめた。その時、店員に聞くことはしなかった。
その後に「本当に欲しいか」と自分の気持ちを確かめてみたのであった。

そして今日買うことにしたのである。量販店の携帯電話売り場に行った。
「G9」を見ていたら店員が来たので「これください」という感じで無駄な
会話はせず購入手続きをした。

契約内容を確認していた店員から「指定割」に入っていることを初めて知っ
た。「指定割」などに入っているとは思っていなかったのである。指定割定
額料は月々300円である。それも3年間、36か月・・・1万円も無駄に
払っていたのである。この場では変更できないとのことなので、後日「au
ショップ」で変更手続きをしなければならない。それにしても1万円は・・・

携帯電話のサービス内容は複雑で難しいと思っていて、確かめることをし
ていなかった。しかし自分の契約内容にも無頓着になって1万円損したこと
を反省しつつ、どこか「auショップ」に行かなければならないことを面倒
に思う自分がいた。

★5月10日(日)★

街の商店街に行ったら「学生天国」という催しをしていた。いろいろな大
学生や専門学生が学校の紹介や露天や音楽の演奏などをやっていたのである。

そんな中、カンボジアに小学校を作るための「募金」をしている学生達が
いた。その「募金」を何か所かで見かけ、ちょっと気になっていた。

「募金」などを駅でやっているのを見ると、いつもは募金に応じたい気持
ちはあるが、ちょっと気恥ずかしい気持ちといくらしたらいいのかとか手持
ちのお金などを気にしたりして、面倒になり出来ずにいた。

今日も用事もあり急いでいたので無視して通り過ぎたのだが、募金したい
という気持ちはあった。そして、帰り道にまた見かけたので、今度は募金し
ようと思い切って「1000円」を募金箱に入れた。

募金できたことに満足しつつ、ちょっとは良いことをしたという気持ちに
なった。

少し前に読んだ「The Secret」(引き寄せの法則)という本の中の「お金」
に関することで「豊かさをイメージして、お金に寛大になり、お金を分け与
える喜びを感じるようになる」ことを勧めていたことを思い出していた。
・・・ちょっと打算的かなと思いながら、私の募金が役に立てばいいと思っ
た。

(斜め四十五度)

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「関心はどこに向かうのか」

★4月3日(金)★

閃いた。

「隣の人が何に関心をもっているかに関心をもつ。相手が関心をもってい
ることに関心をいだく」。このようになれば、私は凄く変わっていくのでは
ないだろうか。

「理解」という言葉が脳裏をかすめる。私は、理解することが好きだ。逆
に理解できていないと感じるときは、すこぶる気持ちが悪い。そして、その
理解は絶えず内に向かっている。

理解の対象は内面のこともあるし、外界のこともある。外界を理解しよう
としている時、私の意識は外に向いているように見えるかもしれないが、実
は内に向いているのに気付いた。

外界を内面に持ち込み、そこで外界を内面に再構築するのが、私にとって
の理解だ。相手そのものに関心が向いているというより、相手を私がどう理
解するかが私とっての関心事だ。外界を理解しようとしている時もなお、意
識は内に向いている。

「相手が何に関心をもっているかに関心をもつ。相手が関心をもっている
ことに関心を抱く」ときに、関心事を内面に持ち込んだのでは、これは、従
来パターンだ。何も変わらない。

外界にある「関心事」をそのまま外界に留め置き、そこに私が寄り添って
いくことができれば、変化は確かに起こりそうだ。

ZZZ

ここまで書いて、寝てしまった。

★4月4日(土)★

高校生の頃を思い出した。

母が「○○ちゃんがね」と話しかけてきて、私にはわからなかった。
「○○ちゃん」は、私の小学校のときの友達らしい。すなわち、小学校の友
達を私は忘れてしまい、母はちゃんと覚えていた。

その時のショックを今でも覚えている。その時、何故か?と考えた。

出した結論は『世の中には、「人に関心のある人」と「人に関心がない人」
とがいて、母は「人に関心のある人」、私は「人に関心がない人」である』
ということだった。母の挙動と私の挙動の違いの多くは、この仮説で説明で
きた。

由来、「人に関心がない人」である私が、世の中でどう生きていけばよい
のかが、私の大きな関心事であり、課題になった。

「人に関心がない人」が努力しても、「人に関心のある人」にはなれそう
にない。そもそも「人に関心がない人」が努力して「人に関心のある人」に
なる必要があるのか。

必要ないとして、では、「人に関心のある人」ではないまま、どのように
して「人に関心のある人」と交わっていけばよいのか。

私が「人に関心がない人」であることは、私の強みであり、同時に、私の
弱みである。強みを失わないまま、弱みをどうカバーすればよいのか。

長年、解明・解決できなかったのだが、こう書いてきて、何やらヒントら
しい発想が浮かんだ。

『どのようにして「人に関心のある人」と交わっていけばよいのか』とい
う疑問をいだいた時点で、既に問題は解消している。既に解消している問題
に答えはないのだ。

(ロジカル進(しん)ちゃん)

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○ 編集後記 ○

新型インフルエンザが、流行りそうですね。

手洗い、うがいの大切さがいろいろなところで言われていますが、私は、
自衛策として電車に乗る時はマスクをするようにしています。

感染が拡大しないことを祈るばかりです。

追伸:「ミニまぐ」もスタートしました。こちらは、タイプの特徴をクイ
ズ形式で学べます。

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★エニアグラム日記の次号は、タイプ6。6月21日配信予定です★

(本永)
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