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発行元:NPO法人日本エニアグラム学会   2005年7月10日 日常編 vol.35

エ二アグラム《自分探しの旅》
〜〜自己成長とコミュニケーションのための人間学〜〜

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本メールマガジンは、エニアグラムの智慧を日常で活かすヒントになれば
と、日常の視点からエニアグラムを紹介することを目的としています。

いつも読んでいただきありがとうございます。

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■目次■
●エニアグラム日記 タイプ3「わたしの”シュミ”」      ●
●           「失敗とは周囲の期待を裏切ること」●
○編集後記○
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タイプ3は人生に成功を求め、目標を達成するために効率よく努力します。
人から評価を得るために、つねに最高の自分を出し切ろうとします。現実的
で野心的です。

自分が役立つ人間であり、有能で魅力的といった肯定的な自己イメージに
合わせて行動します。人を鼓舞し、やる気にさせるところがあります。
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★6月30日(木)★
取引先の担当者から呼び出し。先に出した企画にミスかな、と思いながら
出向く。
「チェックちゃんとしたんか」といきなり怒鳴られる。
「はい、寸法どおりだと思いますが・・・」
「どこに目ぇつけてんの」「見てみぃ!! 」

見ると一目でこちらのミスがわかるが、頭の中でどう処理するべきかと考
えながら、「えーっと」とわからないふりをする。すごく些細な間違いだ。
このままでも大きな問題ではないはずだが、ミスはミス。
「あ、この部分ですね。すみません、見落としていました」
「すみません?何やその態度」
(態度といわれてもなあ)「すぐにやり直したいんですけど、うちの担当
が出張で・・・ 週明けにしか動けないんですよ。でもそれでは期日に間に
合いませんし・・・ (こんな小さいこと見逃して、このままやらせてぇな)
どうしたらいいでしょう」
「どうしたら?そっちの問題やろ。なめてんのか」

なめるわけないでしょ、といいたいけど、言えない。こちらの担当者は運
の悪いことに海外出張中。電話で呼び出して、向こうから謝ってもらう。胸
がムカムカする。チェックしていないわたしのうっかりだけど、自分を含め
て誰をも責める気持ちはない。ただムカムカするだけ。

★7月1日(金)★
もう一度謝りに出向かなければならない。家を出る前、今日のラッキーカ
ラーを調べる。グレーかあ。グレーの服はないなあ。仕方ないのでグレーの
ゴムで髪をくくる。あわせてシルバーのチェーンをして、シルバーの指輪。
格好が決まらなければ謝るにも気合が入らないから。

★7月2日(土)★
長い間がんばってくれたアルバイトの人がやめる。生真面目な人だから最
終日である今日の仕事の一つ一つにも気合が入っている。彼女にミスは許さ
れない。ミスをしないということではない。ミスをしないように細部にわたっ
てチェックにチェックを重ねる。しんどいだろうなあ。

「気持ち」です、と言って何かくれた。今日はおやつももらったのにちょっ
とびっくり。そんなにしてもらわなくてもいいのに。彼女が帰ってから箱を
開けるとかわいいアクセサリーが入っていた。つらい。

全然わたしの”シュミ”をわかっていないのね。これはきっと使わないま
ま、しまいこまなくてはならない。もらったことはうれしい、感謝していま
す。だから、つらい。できるなら物はもらいたくない。「気持ち」だけいた
だきます。

★7月3日(日)★
先週は色々あったので、くたくた。昼まで寝たいところだが、今日は朝か
ら出かけないといけない。5時半に目覚まし時計が鳴ったが、起きたのは6時。

会った人に先週のことを話す。仕事にはぜんぜん関係ない人だから話すこ
とができる。話しながら、胸のムカムカがとっくになくなっていることに気
づく。あんなに気分が悪かったのになあ。

わたしを呼び出した取引先の担当者のように感情の塊をぶつけることがで
きるなんて、うらやましい気もする。わたしなら、ぶつけてしまってからも
そのことで、やっぱりムカムカするだろうから。そして自分の感情をぶちま
けたときは、簡単にムカムカは収まらない。「ムカムカ」プラス「くよくよ」
になって、しばらくその気分から離れられないことはよくあった。あった、
という過去形でこれからも話すことができるようにしよう。
(星の子)

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★7月4日(月)★
学生時代英語部に所属していた。他大学との交流も盛んであった。その仲
間達と年に1回交流会を開催している。先日もその会があった。皆還暦を迎
えている。

しかし近況報告ではのんびり隠居生活を送っている者はほとんどいない。
私も現役である。定年退職後某所でキャリアカウンセラーをしている。加え
てシニア世代を元気づける目的で設立されたNPO法人で勉強会、加えてメルマ
ガ発信や日経BPサイトで記事作成等に携わっている。

読者層を増やそうと当日HPを印刷し参加者を前にPRに務める。その反応が
おもしろい。「頭髪の量では老人の部類なのに行動力では一番若い」「幾つ
もの活動が同時によく出来るな」「お前には参ったよ」等など。

「これがタイプ3だ」と言いたかったけれど自慢屋ととられるといけない
のでここは我慢する。エニアグラムはまだ勉強中なので公にはしていない。
時間差を設けていずれ話しをするつもり。

★7月5日(火)★
最近ブログという言葉が流行っている。参考までにあちこち覗いてみる。
自身ブログを発信する予定でいる。それに関する本も読んだ。でもまだどこ
のプロバイダーにするか決めかねている。それぞれ一長一短がある。私は何
かを行うとき「エイヤッ」と決める時と、細部の長短所を細かく検討して決
める場合とがある。

この際は後者の方法を取っている。やるからには効果をだしたい、最小の
努力で最大の効果を得たいと考えているからここで最大(?) の努力をし
ている。でも週に何回書けるかその事も気になる。

ブログをスタートさせている人からは「まずスタートするのが大事」と言
われる。自分でもその様なことを他人にはいっていた気がするが、自分自身
の事になるとかなり慎重になっている。

失敗はイヤだなと思っているからだろうか?常に成功や完全遂行が当たり
前と思っている私自身にとって、また周囲もその様に期待していると信じて
いる私にとって失敗とは周囲の期待を裏切ることになるから、そしてそんな
自分を許せなくなるからとてもイヤだと感じる。

★7月7日(木)★
職場でミーティングがあった。めったに開催されない会議。それだけに久
しぶりに忌憚の無い意見が聞かれて為になる。主題が終わり「その他何かあ
りませんか?」との司会の問いに「われわれ7人のカウンセラーで、一日交
代で受付業務を行っているが、受付で新聞、本などを読むのはやめましょう」
との声があがる。

下を向いていてお客様が来たことが分からなくて、失礼があってはいけな
いとの理由。確かに失礼があってはいけない。でも寸暇を惜しんで(?)知
識を得ようとする態度のどこがいけないのか理解に苦しむ。でも、結局賛成
多数でやめることに決まる。

その挙句にカウンセリングをしている個人ブースでも止めようと話が広が
って、それもとりあえず一応そのように決まる。一般求職者の目が気になる
からとの理由。クライアントが居ない時はそれこそ勉強が出来る時間、いや
しなければならない時間であると考えている私にとって、形式に囚われて基
本を忘れている、もしくは基本を知らない人がいるのは残念だ。

無論私は個人ブースでは今までどおり時間が許す限り勉強するつもり。そ
れが回りまわってクライアントの就職活動、個人の振り返りなどに有利に働
くことを信じているから。これ効率的すぎるのだろうか?

(玉すだれ)
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○編集後記○

いつもメルマガを読んでいただきありがとうございます。タイプ3の人は、
総じて服装もカッコよくスマートな印象を受けます。話し方もうまく、人を
その気にさせます。そのようなそのタイプがもっている感じや特徴を身をもっ
て知ることができるのが、学会で定期的に開催しているコースです。

はじめての方にご参加いただける、「プライマリー・コース(集中)」を
7月16日(土)〜18日(月・祝)に開催します。ぜひ、参加してタイプの違い
を実感してくださいませ。(お申し込みの詳細は、WEBまたは、事務局
TEL/FAX 03−5777−1130 月〜金の13:00〜18:00まで)

☆参加者の声☆
先日は、楽しいワークショップをありがとうございました。自分のタイプ
が、何となく胸におちたという感じです。まだ確信はないので、また参加し
たいなと思っています。参加した全ての人のその人なりの「こだわり」や
「囚われ」や「悩み・喜び」というものが感じられて、心からエールを送り
たい気持ちになったこと、それがとても新鮮であり、うれしくもありました。

読んだ感想はいかがだったでしょうか?みなさんからの感想などお待ちし
ています。npo_jea@yahoo.co.jp まで。

☆メルマガには2種類あります☆
★毎週のメルマガ:エニアグラム日記として、タイプごとの日記を紹介。
★毎月末:ワークショップのスケジュールとともに、連載企画を掲載。
現在の連載は、「あなたのそこが好き!・・・タイプ○」です。

○各タイプの詳細は、http://www.enneagram.ne.jp/index.htm ○
●学会のホームページで、自分のタイプもチェックできます●
(本永)
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