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発行元:NPO法人日本エニアグラム学会   2005年6月12日 日常編 vol.31

エ二アグラム《自分探しの旅》
〜〜自己成長とコミュニケーションのための人間学〜〜

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本メールマガジンは、エニアグラムの智慧を日常で活かすヒントになれば
と、日常の視点からエニアグラムを紹介することを目的としています。

いつも読んでいただきありがとうございます。

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■目次■
●エニアグラム日記 タイプ8「会議に勝った! 会議で勝った!!」●
●           「枕上瞑想」         ●
○編集後記○
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タイプ8の人は、いろいろなことに挑戦し、困難を克服することで自分は
生きていると感じます。弱いところは、見せたがりません。

自然に備わった力で人を引きつけ、場を盛り上げます。本能的な直感が鋭
く、簡潔、明快、率直です。不正は断固として許さず、好き嫌いがはっきり
しています。

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★6月8日(水)★
神奈川県内の支社と本部を交えた会議があった。議題の内容から、担当者
である私が出席することになっていた。

ところが、直前になって、本部から新規事業の進捗状況を発表してくれと
いう依頼があった。係長にも出席してもらって、発言してもらおうかと思っ
たが、人員の関係で二人は無理だ。結局、私が発表しなければならない。

本音を言えば、イヤだった。発表がある場合は、だいたい係長クラスの人
か、同等の経験年数を積んだ人が出席している。係長だけに行ってもらおう
かなと、直前までぐずぐず考えた。

大勢の前で発表なんて、やりたくないと思ったし、自信もなかった。ため
息が出た。

けれども、どこかで腹をくくった。今まで、自分の置かれた状況から、逃
げ出すことばかり考えていた。私は、こういったネガティブな気持ちをずっ
と持ったままでいるのが、苦手だ。というより、自分の弱さを、自分のもの
としてありのまま受け止めることができない。だからいつも、私は自分の弱
さゆえに、前を向く。

ほんとうの意味で強い人間だったら、強さに対してこだわりなんてできな
い。真実は逆だから、どうしても、そんな自分の弱さには、勝ちたいと思っ
てしまうんだ。

よーし、やってみよう!! 前向きな気持ちになったら、闘志がみなぎっ
てきた。さっきまでの自信のなさは、どこかへ吹き飛んでいってしまった。
私は困難なことに出会うと、そのことから、挑戦を受けているような感じが
する。

そこで、新規事業のデータを整理して、発表のための準備を開始した。
おかげで、会議は無事終了。発表もきちんとできた。それどころか、本部
と闘ってくるというおまけまでついた。

新規事業を展開しているのは、県内では、うちと厚木支社のみだ。厚木が
発表した後、本部が「もっと結果を出すように」というようなコメントを出
したら、厚木が、怒って抗議をした。内容的に、すぐさま結果がでるような
事業ではないので、立場上私が助け舟を出したら、本部vs厚木・横浜支社
という形になった。

会議終了後、厚木支社の人が、「いやぁ、つい、かっとなっちゃってね」
と、頭をかきながら、私のところへやってきた。私より、二十歳くらい年上
の方なのだが、多分、こちらの心意気を感じて、挨拶にきてくれたのだろう。
お互いに有意義な情報交換をして、別れた。

後日、本部から、行き過ぎた発言を詫びるFAXが横浜支社に届いた。う
ちの係長だけが、「お前いったい会議で何を言ってきたんだ」と言いたそう
に、少しおろおろしていた。(^^)v
(ここほれわんわん)

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★5月30日(月)★
目を覚ます、静かだ。雨が降っているらしい。ウグイスの声だけが聞こえ
る。いつもの習慣で肚呼吸しながら枕上瞑想(チンジョウ・私流の言い方)
をする。あるがままの頭や心が出入りする。自由で楽しい時間だ。

この2日間のセカンダリ1コースのワークの模様が去来し、反芻している。

先日、星陵会館で学生時代の仲間と昼食会をした。O 君が岡本行夫氏の主
催している「新現役ネット」の話をしてくれた。T君が、「先日、ある同窓会
に出たら、病気とお墓の話ばっかりでうんざりした。今日の仲間は本当に楽
しかった」。一同大笑いした。「よし、次回は私が面白い話しをしてやろう」
と約束して別れた。枕上ニンマリ。

以後、このネットのメールをいれているが、6月〜7月にかけて、5回シ
リーズで「コーチング講座」をやるようだ。エニアグラムもやれないか。

★5月31日(火)★
雨に風の気配だ。カラスが遠くで威嚇的な声を発している。いつものウグ
イスは鳴りをひそめている。枕上瞑想の中、風雨のたたく音で、先日息子夫
婦と葉山芝崎海岸のスペインレストラン“コスタ・デル・ソル”に行ったと
きの情景が浮かんできた。日が沈む時だ。

波は肚呼吸のリズムでうねり、金波銀波に輝く。一筋の光が名島に浮く森
戸神社の赤い鳥居をひときわ鮮やかに照らす。やがて、太陽が伊豆の山々と
富士山の向こう側に差し掛かると、空が茜色に燃える。チャンスだ!「いま、
ここに乾杯!」。

カヴァの辛口のスパークリングが口中と喉元ではぜる。やがて富士山は濃
紺のシルエットに変わり、あたりは静まり返る。

一同われに返り、料理に向かう。イセエビのサルスエーラ。静かに日が暮
れてきた.灯台が点滅を始めた。左から江ノ島の灯台、裕次郎灯台、寄り添
うように小さい赤色のまき子灯台。点滅のリズムが夫々多少違い、何か語り
合っているようだ。ここは「太陽の季節」の舞台だったのだ。

メインディシュはオマールのパエリア。もりもりしたオマールは現地から
の直送、レストランの名前「太陽の海岸」にピッタリだ。味は、現地よりう
まい。

話題は息子の「タイの仏教」のロケーションで。放映が楽しみだ。

★6月1日(水)★
静かだ。ウグイスが良く鳴いている。木管の音色だ。霧が立ち込めている
らしい。きょうは忙しい。早朝、町内の資源回収を立会い、東京のオフィス
で話をし、昼食は、T 氏の古希と出版のお祝いをご馳走する。夜には、一人
旅に出た妻が帰ってくる。

短い枕上瞑想で、朝ドラの「ファイト」の4文字が出てきた。赤・黄・緑・
青。私流のエニアカラーからすると、タイプ8・1・2〜4・5となる。な
ぜだ。

東京への車中、今日から始まった野村克也氏の“私の履歴書”を読む。副
題の『野球人生「恥」知り成長―分析力と深い思慮大切に』、また、「リー
ダーの第一等の資質は深沈厚重」「知行合一」、中々立派だ。これからの連
載が楽しみだ。

昼食は六本木ファーストビルのドイツレストラン“ツム・アインホルン”
でシュパーゲル(白アスパラガス)料理。今が旬。直径25mmはある見事
なもので、ドイツの本場でも滅多にはお目にかかれない。専用で季節限定の
ラインヘッセン辛口白ワインがとてもよく合った。最近興味を持った事柄を
話し合い充実した時を過ごした。

夜、妻が元気で帰ってきた。京都・奈良は30度にも近づく夏日の中、次々
起こった変更を見事にこなし、予想以上の良い旅をして来たようだ。その模
様を一気呵成に話す表情は輝いていた。彼女は「孤独こそ最大の友」のタイ
プだが、一人旅は、頭・肚・心を活性化し総動員する。最大の楽しみのよう
だ。
(ガッツ)
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○編集後記○
このメルマガの読者数は、現在862名です。いつも読んでいただきありが
とうございます。先日、読者の方から、日本エニアグラム学会のページと
自分のページとにリンクを貼っても良いかとの連絡をいただきました。

大変、ありがたいことで、ぜひにとお願いしました。学会のページは、基
本的にリンクフリーです。広めていただくこと、大変うれしく思っています。

読んだ感想はいかがだったでしょうか?みなさんからの感想などお待ちし
ています。npo_jea@yahoo.co.jp まで。

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(本永)
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