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発行元:NPO法人日本エニアグラム学会 2008年11月16日 vol.217
エ二アグラム《自分探しの旅》
〜〜自己成長とコミュニケーションのための人間学〜〜
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シュトットガルト、ハイデルベルグへつれだしてくれる旅日記。国際会議に
参加のため、何度めかのドイツです。多くの発明品を開発した現場に立った
とき「血がわくような感動」がありました。
時代を切り開く企業をおこした人たちの情熱とガッツをたたえます。宿は
16世紀の館。じっくり読むと、教会もパイプオルガンなどの楽器を弾く学生
も見えてきます。
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■目次■
●エニアグラム日記 タイプ8「ドイツ、秋の感動」●
○編集後記 ○
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「ドイツ、秋の感動」
10月に入ってドイツに出かけた。当地はまさに秋たけなわ。紅葉というよ
りも黄葉、街も林も山も本当に美しい。
目的は「企業の、永続的に繁栄する未来を目指す、イノベーション(革新)」
をキーワードにした国際的な発表と討議に参加するためで、シュトゥットガ
ルトの近くのレオンベルクという小さな街にやってきた。
★10月10日(金)★
シュトゥットガルトはベンツの本拠で、メルセデスーベンツ博物館がある。
会合が終わった日の午後、ここを訪れた。有名なだけあって見学者が沢山い
た。
展示は昔からの輸送手段だった馬から始まって、18世紀のダイムラーとベ
ンツの内燃機関の発明から自動車、機関車、船への開発、ディーゼルの発明、
応用製品の革新に次ぐ革新の歴史を実物で示している。また、その間の社会
的変化、戦争、ほかの革新的な技術、情報の輸送手段としての電信・電話、
内燃機関を搭載した飛行機の登場なども合わせて展示されている。
思い起こすと、この間にシーメンスは発電機やモーターを発明している。
当時のドイツは動力革命の「世界に冠たる」先端を走ったのだ。時代を切り
開いた技術革新、画期的な発明・発見、それらによる大きな社会変革。血の
湧くような感動がこみ上げてきた。
彼らを動かしたのは何だったのか! それは、彼らのパッションとガッツ
だったのだ!
(夜)
ハイデルベルクに来た。ホテルは1592年建築のルネッサンス様式の民家
「騎士の館」。
この街には1968年以来4度目の訪問で、私にとっては<憧れのハイデルベ
ルク>から<懐かしのハイデルベルク>になっている。
10日の夜は到着早々、学生酒場「ローターオクセン(赤い牛)」にやっ
てきた。
ハイデルベルク大学はドイツ最古(1386年)の創立で、ここには我々の
多くの先輩が勉強に来ている。壁には変色した記念の写真が所狭しと掲げ
られ、机にも、天井にも、柱にも、これまた所狭しと名前や名句(迷句)
が刻まれている。もちろん、日本人のもある。
白髪のピアニストが素晴らしいテノールで、
懐かしい ♪ Heidelberg verloren ♪(ハイデルベルクで恋をしたドイツ
の学生歌)を歌い始めた。
私もゼクトで乾杯しながら歌った。久しぶりの地元の料理、特別なソーセー
ジ、子牛の肩肉、サワークラウトの煮込み・・。それに、地元の白ワイン<
ハイデルベルガー>が料理とよくあっておいしかったこと。
酒場を出ると、夜空に浮かび上がるハイデルベルクの古城と満月。数日來
のイノベーションへの尖った情熱を静かに包み込んでくれた。
★10月11日(土)★
夕方にはフランクフルトから帰国の途につかなければならない。まず、古
城へ。日本語のガイドフォンもあり便利になった。昼は城の中の有名なワイ
ンの大樽(22万リットル)のそばでワインを楽しんだ。
山を下り、聖霊教会、イエスズ教会、ペーター教会。教会では夜の演奏会
にそなえて、パイプオルガンとバイオリンや打楽器の協奏を試みていた。
大学からカール・テオドール橋を通ってネッカー河を渡り右岸からアルトハ
イデルベルクを眺めた。これは数々ある有名なロマンチックな眺望の一つだ。
橋を渡りながら、思わず<アルトハイデルベルク>の歌を歌った。
街は週末とオクトーバァーフェストのせいか沢山の人で賑わっており、よ
い土産を買うことができた。特に目立って気付いたことは、日本人はもちろ
ん、中国、韓国からの観光客が増えたことだ。それほど彼らの経済も心も豊
かになったのだと勝手に思い、うれしくなった。
グーテライゼ(よいご旅行を)!
(ガッツ)
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○ 編集後記 ○
最近、ジョギングをはじめました。やっと、5キロぐらいは走れるように
なりました。
来週ですが、近所で、マラソン大会があるので、3キロの部ですが、参加
しようと思っています。
★エニアグラム日記の次号は、タイプ9。12月21日配信予定です★
(本永)
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