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発行元:NPO法人日本エニアグラム学会   2005年5月22日 日常編 vol.28

エ二アグラム《自分探しの旅》
〜〜自己成長とコミュニケーションのための人間学〜〜

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本メールマガジンは、エニアグラムの智慧を日常で活かすヒントになれば
と、日常の視点からエニアグラムを紹介することを目的としています。

いつも読んでいただきありがとうございます。

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■目次■
●エニアグラム日記 タイプ5    「何のために働くのか」   ●
●             「頭のなか」         ●
○編集後記○
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タイプ5の人は、物事を頭で受け止め、頭で考えて理解しようとする人で
す。自分が行動する前に、周りの世界をよく観察し、知識や情報を集めて全
体的にとらえようとします。

冷静沈着なところがあり、物事を客観的に見ることができます。洞察力が
あり、知的で革新的です。反面、感情を表すことは苦手であり、あまり人と
の関係を求めず、何でも自分ひとりで考え、自分ひとりの力でやろうとしま
す。

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★5月16日(月)★
今日はT部長に、つまらぬことで絡まれた。曰く、「9室の頭台は整形の
医局で購入したものだから、脳外科には使わせない」溜息が出る。どうして
医者と言うのはこう子供が多いのだろう。「以前、脳外科の頭台を脳外科の
だと使わせてもらえなかったから」と言う理由がばかげて、応対するのも嫌
になる。

感情的になりたくないので、無視を決め込む。医者の言い方にも問題はあ
る。威圧的な態度は、見下げられているようで非常に不愉快だ。ああ、いけ
ない眉間に皴が・・・。

★5月17日(火)★
異動で来た人が仕事を続けていけないという。今のところ、まだ本気では
なさそうだ。口に出して愚痴っているうちはまだ安心。去年は、看護師長に
なってまだ何も分からないのに、退職者や精神的に病むスタッフに苦労した。

自分自身、以前うつ状態でかなり危なかった時期もあるので、攻めるつも
りは無い。でも、管理者としてはつらい。4月に契約したからには、組織の
人間として、一年契約は果たしてほしいというのが本音だ。うちの看護師は
組織の一員であるという意識が薄いように思う。

私自身、専門学校でそういう社会的教育は受けなかったからな。10数年前、
マナー研修のとき、「あなたは何のために仕事をしていますか?」と講師に
聞かれて、「勿論、組織のために働いているのですよ。あなたは、サービス
を売り物にして、対価として給与を得ているのですから」と言われたときに、
頭をハンマーで叩かれたくらいショックだった。

そう、教育を与えない私こそが問題なのだ。孔子も言っているではないか、
「教えずして殺す、これを虐という。戒めずして成るを視る、これを暴とい
う。令をゆるくして期を致す、これを賊という」まさしく、私のしているこ
とではないか。反省。反省だけならサルでもできる、か・・・。

少しでも自分を振り返る機会になればと相田みつをの日めくりカレンダー
を職場のトイレに吊る。「つまづいたり ころんだり するほうが自然なんだ
な 人間だもの」

★5月18日(水)★
今日は晴れ、そろそろ今年度の病棟の目標の方向付けを見なければならな
い。お尻に火が点いている。管理者の一番大切な仕事だというのに、ぐずぐ
ずと何もしないうちに時間ばかりが過ぎてしまった。

インターネットで検索してみても、都合の良い情報が出てくるはずもなく、
以前に受けた課長研修の資料をひっくり返してみている。しかし、こういう
やり方はだめという例はたくさん載っているのに、こういうやり方が良いと
いう例があまり載っていないのはなぜだろうか?

いい加減に疲れて外に出ると、義父が墨をたたいている。カモミールの花
が今一番きれいに咲いている。義父が作った鉢の方が、私のよりもきれいだ
とご満悦だ。花の世話をするような余裕が最近はない。でも、こうして一瞬
でも花や動物を眺めているだけで、不思議と心が和やかになる。

★5月19日(木)★
なんだかあまり忙しくもなかったのに、(まあ、30日まで期限の仕事はあっ
たにしろ)面接をしなければならないのを、全くやっていない。やはり面接
は苦手である。スタッフも面接を喜ぶ人はいない。まあ、私なんぞでも、一
応師長と名前が付いていると、説教でもされるのかと気構えるのだろう。

こんなに自己評価の低い私が、人に説教などするはずもないのだが。まあ
スタッフからすれば、歳もかなり上だし、立場上も上司だしね。少しは自覚
しないと。「いつまでたっても成長しないなあ…」と毎年日記に書いている
ような気がする。
(無知の知)

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★5月16日(月)★
『ぼくと会社と“にっぽん再生”変質する企業社会戸惑う現場』著:日経
産業新聞編集部を読んでいる。新聞に紹介されていたので読みたいと思った。

しかし、この手の本を書店で見つけるのは難しい。小さな書店ではおいて
いないし、大きな書店では、本が多すぎてまさに見つけるのが難しい。効率
を考えると、この手の本は、インターネットで買うに限る。先日、宅配便を
受け取ったときに「いつも、ありがとうございます。」と言われた。確かに
よくインターネットで本を買っているが、宅配便を受け取るときに「いつも、
・・・」といわれるとは思わなかった。単なるあいさつかもしれないが、思
わず苦笑した。

本の中で、昨今、請負という形態が増えていると書かれていた。派遣法は
この3月に改正されたし、海外へ生産拠点を移していた企業も国内での生産
へと回帰しているそうである。多くの工場現場では、請負会社が製造ライン
の一部や組み立て作業全般を請け負うというスタイルで仕事を引きうけてい
る。それをその請負会社が”雇用”している人がそれをやる。そのような形
態が増えているとのことだった。

先日も「ガイヤの夜明け」という番組で雇用形態の多様化を取り上げてい
た。請負は、IT関連の商品サイクルの短い商品をタイミングよくつくるのに
向いているとのことだった。また、ここ何年かの間、中高年の雇用を守ろう
として若年層の採用を抑えてきたことも雇用が多様化した一因というような
ことを言っていた。

若年層の年金への加入が少ないとの話もあるが、正社員として働いていな
いから加入していないのかなぁとか、そもそも加入しないといけないという
感覚がないのかなぁとか、年金制度に期待していないのかなぁとか、いろい
ろと考えがめぐった。

どうすれば、正社員雇用が増えるのだろうか?と考えた。でも、そもそも
正社員といってもリストラだ、倒産だという大きな流れの前には、無力な気
もする。公務員とて今後はリストラがあるかもしれないとも言われているそ
うである。

勝ち組、負け組という言葉もある。正社員が勝ち組とも思えないが、一般
的には、正社員が勝ち組と本当に思われているのだろうか、と素朴な疑問も
わいてきた。もちろん、自分のやりたいことをしていれば、勝ち組なのかと
言えば、これまたそうとも言えないと思う。だいたい、勝ちとか負けとかが
あるのだろうか?

どんどんと自分の頭の中にいえいろいろ考えがめぐる。しかし、考えても
わからないことが世の中に多いとも思う。みんなも、こんなこと考えている
のかなぁ?

気がつくと本の字面だけを追っていた。

★5月18日(水)★
最寄り駅の近くに書店ができたので、会社の帰りに寄ってみた。あまり大
きくはないが、駅のすぐ近くなので、立ち寄りやすい。

お店の中を一巡した。新しい書店だから、当然売れている本を品揃えして
いると思う。そのような目で本を見るのもたのしい。これがいま売れている
本なのかと思いながら一巡した。
(本の虫)

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○編集後記○

今週、当学会のメルマガの広告を「まぐまぐ」に出しました。おかげさま
で200名以上の方の新たに購読いただきました。

今週から購読のみなさま ありがとうございます。今後ともよろしくお願
いいたします。
読んだ感想はいかがだったでしょうか?みなさんからの感想などお待ちし
ています。npo_jea@yahoo.co.jp まで。

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しています。性格の違いを日記を通じて感じてもらえればと思っています。

毎月末には、ワークショップのスケジュールとともに、連載企画をお送り
しています。現在の連載は、「あなたのそこが好き!・・・タイプ○」です。

この前の連載企画は、「もし、あなたの恋人がタイプ X ならば・・・
タイプ○編」でした。学会のページかバックナンバーでご覧いただけます。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

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●学会のホームページで、自分のタイプもチェックできます●

(本永)
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