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発行元:NPO法人日本エニアグラム学会   2005年3月6日 日常編 vol.18

エ二アグラム《自分探しの旅》
〜〜自己成長とコミュニケーションのための人間学〜〜

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本メールマガジンは、エニアグラムの智慧を日常で活かすヒントになれば
と、日常の視点からエニアグラムを紹介することを目的としています。みな
さまの人間関係がより豊かに、満たされるように、応援させていただきたい
とねがっています。

「自分の感じ方と同じ!」、「ほかのタイプへの理解が深まった!」、「
自分を知るヒントになった!」、「自分の内面の動きに目を向けられるよう
になった!」などなどと好評を得ていた、「日記」を毎週発行させていただ
くこととなりました。

「エニアグラム日記」は、毎週タイプ順に配信しています。
月末には、スケジュールの案内などがあるメルマガを配信しています。

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■目次■
○「エニアグラム日記 タイプ4」○
○編集後記○
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○「エニアグラム日記 タイプ4」○
執筆者は、タイプ4です。

タイプ4の特徴の一つは、人生の意味も日常も、独特の感性を通して個人
的に味わうところにあるといってもいいでしょう。

自分の内面に心をむけますが、豊かな感情にときに振り回され、自分をコ
ントロールできず、思いきった行動をとる時もあります。
それでも人とともに喜び、悲しむというやさしさをもっていて、どこでも
人を励まし、ささえあうという行動にも出ます。

いま、ここから日誌
★2月21日(月)★
いつか読んだのだが、作家には風呂で小説のタイトルを思い浮かべ、考え
る人がいるそうである。生まれてくる子どもの名前を考えるのも楽しいだろ
うな。ペットの赤ちゃんが生まれる前も話題になるかしら。牛舎を持つ人な
んかどうだろう。「今度の子は、カルザイにしよう」といって、おくさんに
「外国の大統領の名前なんかつけてどうすんのよ。売られていった先でも、
呼んでくれると思うの」なんて話し合いが始まるだろうか。

いま本の誕生前で、わたしも先週からノブアキさんとすったもんだのヤリ
トリをした。久恒啓一さんとの共著なので、アイディアとセンスを述べ合う
メールは飛んで飛んで回る。こちらは人間関係についての本だから、タイト
ルは市場の需要と結びたいという結論になる。それまでの、ああでもない、
こうでもないという意見交換は、なんともおもしろい。胸躍るといってもい
いくらい、大好きだな。同時に、自分は小さな感性にこだわり過ぎではない
かと、あとで気がつく。

★2月22日(火)★
ぶんたんが土佐から届いた。箱を開けると、お月さまのような果物が、い
まにも語りだしそうに活き活きしている。いい香り。「このまま、箱にいれ
て飼うってわけにいかないわよね。何か生まれてきそう」「そんなことをす
れば、果物は死んでしまう」。このごろは家人も、わたしの発言に「意味不
明でわからない」とはいわなくなった。ママレードを作ろう。

昼前に渋谷の井の頭線の出口で、出版社の若い女性にゲラ刷りを渡す。手
放してしまうと、一抹の寂しさがある。このあとユーロスペースで『ソン・
フレール』を見る。映画のなかで音楽は一度しか使われない。海岸と病院、
肉体と死、存在と欲望、別離。フランス映画のクールな描き方に、埋め込ま
れている演出家の目を考えながら帰宅。感傷がなく抑制された関係のなかで、
兄を看取る弟との間にあるものは、愛ではないようだが、見捨てられない気
持。やはり底にあるのは「気になる兄」との絆だろうか。

夜またもやFAXとどく。文章少し追加して出版社にメールで送る。

★2月23日(水)★
外は快晴、うっすらと春のきざしが見える。宅急便がとどく。こんどは写
真見本が三種類入っている。すぐ判断して返事をしなければならない。だが、
自分の美意識に尋ねるとなると、判断に迷う。自分が良いものを指定すれば
いいのに、自信がない。

このごろ、人様の感覚も「いいね」と受け入れるようになった。わたしが
特別のところを求めてこだわると、人を待たせる、理解もされない。それに
やっと気づいてきた。(遅すぎる)そのことが分かったから悩みはじめる。
つまり、自分のセンスは、特にいいってわけではないから、どちらにする
かと悩む。どうでもいいことに、また神経を使っていますね。おおら かに
決断して、返事をしよう。

★2月25日(金)★
福岡へ。途中、十一時に品川駅で待ち合わせ二稿を受け取る。飛行機は少
し遅れる。到着後すぐ認定試験が行われている会場へ急ぐ。久しぶりの福岡
だが街はとても活気がある。

「グレーが来とるから、明日はホテルも満員らしい」とタクシーの運転手
の話。人気タレントが来福すると、近県からファンがくる。なかには佐賀か
ら聴きに来て、タクシーで帰る人たちもいるとか。「親御さんが1万8千円
くらいなら、泊まらず帰ってこいというらしいですよ」

都会は怖いからということだろうか。わたしはグレーの演奏は知らない。
週末のワークショップには、佐賀、大分、熊本、北九州などからの参加者
があった。妻にすすめられて、ホームページを見て、本を読んで、友人に聞
いてなどと、二十人の人たち。ときにまずい言葉を発してしまい、帰宅後に
反省しても遅いが。
(ふつうじん)

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○編集後記○

毎週違うタイプの日記をお送りするようになって、ちょうど一巡しました。
タイプごとに、それぞれのタイプの書き手が書いています。どの人も、ある
タイプの特徴だけをもって生活しているわけではないので、日記に書かれて
いる内容が、完全にそのタイプの特徴とは、いえない面もありますが、それ
ぞれのタイプの違いを感じていただけたでしょうか?

今週も楽しく読んでいただいたなら、とてもうれしいです。ありがとうご
ざいました。

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○各タイプの詳細は、http://www.enneagram.ne.jp/index.htm ○
●学会のホームページで、自分のタイプもチェックできます●

(本永)
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