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発行元：NPO法人日本エニアグラム学会 2005年1月23日 日常編 vol.12
エ二アグラム《自分探しの旅》
〜〜自己成長とコミュニケーションのための人間学〜〜
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本メールマガジンは、エニアグラムの智慧を日常で活かすヒントになれば
と、日常の視点からエニアグラムを紹介することを目的としています。みな
さまの人間関係がより豊かに、満たされるように、応援させていただきたい
とねがっています。
「自分の感じ方と同じ！」、「ほかのタイプへの理解が深まった！」、「
自分を知るヒントになった！」、「自分の内面の動きに目を向けられるよう
になった！」などなどと好評を得ていた、「日記」を毎週発行させていただ
くこととなりました。
本年より毎週タイプがかわります。
毎月のメルマガは、毎月末発行の予定です。
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■目次■
○「エニアグラム日記 タイプ７」○
○編集後記○
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○「エニアグラム日記 タイプ７」○
執筆者は、タイプ７です。
タイプ７は、人生を明るく愉しみたい、多様性があって欲しいとあれこれ
試し、未来について計画したり、夢を追うのが大好きです。自分も人も幸せ
にしたいと望みます。一方、辛さを回避したい為に、苦しい事、嫌な事も何
となく楽しい事にしてしまいます。
★１月１７日（月）★
あれも書きたい！これも書きたい！考えると書きたい事が山ほど溢れてき
て纏まらなくなる。こんな迷いは結構美味しい！どれかに決められないのだ
から、こうなったならばヱ〜イ！書き出してしまおう。
私は、ここ７年一日も休まずに日記をつけている。母の死後には読むわよ
と娘から言われている。怒ったり、落ち込んだり、喜んだり、結局は感謝し
て終わる、コロコロ変わる母の日記をどんな想いで読むのだろう？バカな母
だったねぇ…と兄妹でお腹を抱えて笑う姿を想像し、サービスに子ども達の
悪口も愛情込めて丹念に書いておく。
日記と言えば小学校の林間学校ではこんな思い出があった。自習の時間、
いつもはチョロチョロ動き回り、『こら〜！静かにしなさい！』と誰よりも
先に注意されるのに、日記を書く時だけは静かに書く“良い子”だった。た
だ一つ問題なのは、一日目にして予定表を元に全て書いてしまう事と、頼ま
れると調子にのって友人の分まで書いてしまう事だった。
６年の時は集中するあまり先生の気配にも気づかずとうとうバレた。『ど
うしてこんな事を考えつくの』と大目玉！『ごめんなさ〜い！でも親切第一、
想像力育成』等と私は屁理屈を並べた。苦笑し溜息をつきながら、稚拙な智
慧に付き合い見守り続けてくれた温かい先生達がいた。今年のクラス会では、
先生にお礼を言おう！と今考えた。
★１月１８日（火）
娘から頼まれていた大事なテレビの録画を忘れた。普段は忘れる事が嫌な
ので、メモにして貼ってあるのに、大事すぎて忘れないと思いこみ忘れた…
娘のガッカリした顔を思い浮かべると悲しくなり、申し訳なくなりドンと落
ち込む。
午後からは楽しみにしていた音楽療法のシンポジウムに行ったが、自分の
悪い状態をヱニアで考え、肝心の講演は聞くどころか上の空状態。
知り合いに『いつも明るく元気ですね』と言われた。思わず『元気で〜す』
と答えている。明るさを特に意識する事はないが、元気になる意味は何なの
でしょう…？
帰路中、録画の事をまた思い出し落ち込む。家族は３日から旅に出たりと
留守をしてくれ、疲れを理由に私は静養をしていたのに…逃げてただけじゃ
ないか！ちーっとも落ち着いとらんじゃないか！と自分を叱りつける。枯れ
木を横目で見ながら『これからだよね！』と自分自身に呟く。実家の母と兄
を思い出し、もしかしたならば録画しているかもしれないと期待しながら…
★１月１９日（水）★
例年この時期は大学入試の手伝いをする。出願率の減少は子供数だけでは
なく、願書代を出す親世代の不景気も影響している。“ここぞ”と考えての
学校・学部選びとなってきているのだろう。選択肢が減るのは何がしたいの
か、出来るのかを考える絶好のチャンスとも思える。不安を抱えている受験
生達に優しい気持ちを忘れないで接しようとは毎回思う。
楽しそうに働きますよね！と言われる事が多いが、生活の為に仕事をした
時でさえ、その中で最大限に良い事に焦点を向け生きてきたように思う。人
生とは、美味しい事を最大限に味わい、享楽するものと私は考えている。美
味しい事は個々に違うし、もちろん選択肢は個人の自由ですが…
『ここで働かない？』と言う話が昔きた時、試しに話を聞きに仕事場を見
に行った。仕事内容はパソコンに資料入力程度。一緒に来てた人が『パソコ
ンが苦手』と断っていた。私は、それは覚えればよい事だと薄ボンヤリと考
えた。それよりも同じ事を繰り返すなんて、塩をかけたナメクジになり溶け
ちゃう！無理！無理！と私は思い、透明人間になる前に即刻断った。
もっとも、やり出してから覚えれば？も責任感のない考えだが…
馬が通った後のように馬糞を落としても、『糞は大地に落ち栄養になるか
ら良かった』上手くいったんじゃない？等と人生を乗り越えてきた。
馬糞がアスファルトの道路に落ちた迷惑には目をつぶり、後から来る親切
な方達に後片付けをお願いしていたんだろう…ありがとうございます。
よし！今年こそは、馬糞は土の上に落とそう！…ん？
（ナルシスト）
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-お願い-
日記の中に、自分とは違うタイプの人の話が出てくることがあります。そ
れは、書いている人が、そのように見ているだけと思って読んでいただけれ
ばと思っています。本当にその性格タイプなのかどうかは、本人にしか分か
らないものなのです。
エニアグラムでは、「人の性格は行動だけを見ていては分からない。その
ように行動するのはなぜかという、動機に違いがある」と考えます。有名人
にしても、身の回りにいる親しい人にしても、心の奥深くにある動機は本人
でなければ分かりません。いいえ、本人さえ気がつかないことが多いのです。
なぜ自分はいつもこんなことをするのだろうと、自分の心をのぞいてみない
ことには。
まして、他の人に心の奥が分かる筈がありません。推測しているだけです。
ただ、こういうことは言えます。エニアグラムの勉強を続け、自分の心の動
きが分かってくると、そして、９つのタイプの人それぞれから、心の動きを
聞かせてもらう経験を積んでくると、表にあらわれた行動から推しはかって、
タイプの特徴を読み取ることができるようになります。
どういうところから、そのタイプと考えるのかという、ひとつのヒント、
書いている人の見方を示すことはできます。ですから、他の人のタイプに言
及している文章を読む時は、それがそのまま当人のタイプであるとは思わな
いでください。そういう見方もあるという参考にしていただくよう、お願い
いたします。
○各タイプの詳細は、http://www.enneagram.ne.jp/index.htm ○
●学会のホームページで、自分のタイプもチェックできます●
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○編集後記○
今年になって、タイプ５，６，７と毎週違うタイプを配信させていただい
ていますが、読んでいただいていかがでしょうか？
自分と同じだと思う感じの日記はあったでしょうか？いままでの日記は、
まったく自分の感じと違うと思われる方もいらっしゃると思いますが、それ
はそれで、違いを楽しんでいただければうれしいです。
ワークショップ参加などのご質問は、info@enneagram.ne.jp
メルマガへのコメントなどは、npo_jea@yahoo.co.jp へお願いします。
（本永）
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