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発行元：NPO法人日本エニアグラム学会　　 2007年8月12日 vol.166

エ二アグラム《自分探しの旅》
〜〜自己成長とコミュニケーションのための人間学〜〜

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いつでもどこでも相手とコミュニケーションを上手にとる人がいます。
仕事はできるけれどコミュニケーションのとり方がいまひとつ、
と周囲が心配する人もいます。

後者の育成をたのまれたとき、どうすればいいでしょうか。

話していると相手が気持ちを開いてくれました。

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■目次■
●エニアグラム日記　タイプ６「コミュニケーション」●
○編集後記　　　　　　　　　　　　　 ○
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「コミュニケーション」

★７月２０日（金）★
昨年の１１月に亡くなった母の夢を見た。東京から岐阜の実家へ仕事の前
日の深夜に移動して、疲れ果てて寝た深夜。一旦、朝の６時ごろ目が覚め、
起床予定の７時まであと１時間半あると、もうひと寝入りした時の出来事だっ
た。

母は２０年近くリュウマチを患い、最後の数年間は、ほぼ寝たきりの状態
で、死ぬ間際は寝返りをうつたびに身体に激痛が走るような状態だった。父
は母の死は、自分が充分なケアが出来なかったせいだと自分を責め、その後
も夢に出てこないことを気にしていたし、私の夢にも出てくることがないこ
とも大変気にしていた。

夢の中の母は凛とした風格があった。私が実家に帰ると、キッチンから母
が歩いてきて一言「お帰り・・・」。私は本当に驚いて「どうしたの！歩い
てるじゃん！！！」と言った。それを見て母は笑って微笑んでいた・・・。

目が覚めて、横で寝ていた父に話すと「おおぉ、そうかあぁ・・・」と涙
を浮かべていた。夢が見られたことが、うれしかった。

★７月３１日（火）★
最近、請け負っている仕事に幹部社員の育成・・・というものがある。あ
るプロジェクトを成功させるため、業務能力は充分なのだが、コミュニケー
ション能力に欠けていると、役員の評価が低いＡ課長さんの育成を頼まれた。

いろいろなやりとりの末、自分のコミュニケーションに問題があることは
認めてくれるまでになった。但し、一朝一夕にコミュニケーションが改善さ
れるわけではない。そういった努力の最中に、下記のような会話があった。

Ａ課長「いいなぁ、○○さん（私のこと）は、育ちがよくて・・・」
私　　「何ですか、突然」
Ａ課長「俺なんか、大工の息子だからさぁ、おやじは無口で家に帰っても
一言も口を利かなくて、酒を飲んで暴れて寝るだけだから、人と
言い争わないで話すことを子供の頃、学ばなかったんだよねぇ・・・。
そういう意味じゃ、あなたよりハードルが高い訳なのよ・・・。」

なんとなく、納得して、黙ってうなずいていた。しんみりとした気分にな
り、自分が知らない間に恵まれた環境にいたことを知った。

このテーマについて、少しＡ課長との距離が縮んだ気がした。いつか「あ
の頃は、うまくコミュニケーションが取れなかったけど・・・」と部下の人
に話せるＡ課長になって欲しい。

（油売り）
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○ 編集後記 ○

夏休みの方が多いのではないでしょうか。

通勤時の電車は、かなり空いているのですが、でも、お盆の休みに関係
なく働いている方もたくさんいらっしゃるかと思います。

交通機関の方、お店の方、警察、消防・・・、結構いらっしゃいますね。

このメルマガは少しお盆からはずれるのですが、来週　19日配信分は休
みます。

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☆ 毎週日曜日配信 ☆
最終週には、ワークショップのスケジュールとともに、連載企画を掲載。
（本永）
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