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発行元:NPO法人日本エニアグラム学会   2007年1月21日 vol.138

エ二アグラム《自分探しの旅》
〜〜自己成長とコミュニケーションのための人間学〜〜

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他人の目、自分の目。前者は数知れず。そのなかに子どもの目、
友達の目、世間の目。そして天の目というのもありそうです。

自分の目はひとつ。亡くなった友人の賀状の顔へ、家族へと注がれます。
事務的すぎず的確に説明する店の人へも。自分の目が好きなものを
つかむと、心底すっきりするのかもしれません。

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■目次■
●エニアグラム日記 タイプ3 「アドレスを移すとき」  ●
●         タイプ3 「一生親子」    ●
○編集後記                 ○
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「アドレスを移すとき」

★1月8日(月)★
年賀状の整理をする。わたしの書く年賀状はあまり多くないと思う。話を
聞くと何百枚と書く人がいるようだけど、わたしは数十枚。それでも今年は
どうかしら、と考え考え宛先を書く。わたし自身は元旦にもらう年賀状がう
れしいので、間に合うようにだけがんばる。だから愛想のない賀状だ。それ
でも間に合わないときもある。

整理をしながら、もらったきれいな、そしてメッセージの詰まった年賀状
をあらためて見る。いつも元旦に自作のイラストの賀状を届けてくれる友達
が暮れに亡くなった。それなのに、彼女の自画像のような絵がかかれた葉書
は元旦にやってきた。これは壁にピンで留めておく。

★1月9日(火)★
しばらく前から携帯電話の具合がよくない。よくないというより古くなっ
たので、電池の減りが早いようだ。新しいのに換えたいな、と思っていたと
ころへ、電話会社を変えても番号はそのまま、というのが始まった。

すぐのときは人が多くてお店が混乱して大変そうだったので、もうほとぼ
りも冷めたかしら、と出かけていった。担当してくれた携帯電話ショップの
人の感じがよくて、とても満足。

てきぱきと進めてくれるけれど、事務的すぎることもなく。そして、わか
らないことには的確に答えてくれる。素人のわたしにはわからない言葉を使っ
て、混乱させられることが多いから、この手のお店に入るときは緊張する。
このごろどんなお店でもよい感じの人にめぐり合うことは少ない。とてもす
んなり新しい電話を買うことが出来てうれしい。

★1月9日(水)★
新しい携帯電話には古いほうの電話帳に入っているデータを移してもらっ
たのだけれど、分類がめちゃくちゃになっているので、整理をする。

電車などでとなりやお向かいの座席に座っている若者が、片手で携帯電話
をパキパキと操る様子にはいつも感嘆するが、どうしてこんなことがやすや
すと、そして、あんなに長時間出来るのだろう。

まずわたしは目が悪いので、小さい字が見にくい。指先も思うように動か
ないから、数人のデータを編集するだけで、肩がこる。

携帯電話なんて必要ないわよ、といっていたのはほんの数年前だけれど、
この小さいものに入っているアドレスの多さにはびっくり。もう連絡するこ
ともないだろうと思われるデータは消去。

この人はどうしているんだろう、と考えながらやっているとまた時間がす
ぎていく。
(星の子)

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「一生親子」

★1月10日(水)★
夫とたまにとことん話すことがある。毎日、子どもの相手に追われていて
その機会も少なくなったが、ゆっくり語り合える時間がとても嬉しい。今日
は「子育て」について。

育児を「仕事」のように、責任を持ってやらなければならないと考える私
(自分勝手には出来ないし!)。一方、夫は仕事と子育てを一緒にしてはい
けないと言う。「好き」だから、「やりたい」からこそ喜んで子育てをする
べきだと。お互いの物差しが違うから、意見や言葉が食い違っても当然だ。
言葉ジリだけでは見えない「本心」や「大事に思う心」は同じはず。

私は好きなだけでは子育ては出来ないと思う。変な話、夫婦は嫌いになれ
ば離れられるけど、子どもはそうはいかない。一生親子なのだ。好きなだけ
のふれあいなら、他にもっと好きなものができたらやめちゃうの?と心配だ。

これは「仕事」「好き」という言葉を使う意味合いが違うからなんだろう。
でも父親と母親が全く同じ意見だと、子どもの考えが違った時に迷うだろう
から、いろんな考え方があってもいいんだと教えてやれそうだし。今はこれ
でいいのかもしれない。いや、いいことにしておこう。

★1月12日(金)★
娘は一歳八ヶ月になるが、まだ夜泣きをする。そこで、寝かし付ける為に
抱っこをして歩き回るのだが、この時間がもったいない(と思ってしまう)。
考え事をしても、両手が塞がっているのでメモも出来ない。そこで、昔話を
することにしている。絵本の読み聞かせと一石二鳥なのだ。

絵本の頁をめくれないので、必然的に覚えている話になる。「むかぁし、
むかし、あるところに〜」と話し始めると何故かいつも桃太郎の話になる。
「おばあさんが川で洗濯をしていると、川上の方からどんぶらこ〜」と続け、
「おばあさんは言いました『この桃を早速家に持って帰ろう。おじいさんが
きっと喜ぶに違いない』」と、ここまで話して自分でハッとした。

おばあさんが桃を持って帰ったのは、おじいさんを喜ばせる為だったのか?
私がおばあさんだったら、そう思うのだが(巨大桃を見せて、おじいさんを
びっくりさせ自慢したい)本当は違うかもしれない。

昔話も、話す人によって内容が微妙に変わってくるだろう。私の桃太郎は
いつまで経っても鬼退治には出掛けない。「桃太郎は、おじいさんとおばあ
さんの愛情をたっぷり受けて、スクスクと育ちました〜」このあたりで娘が
寝てしまうか、私も眠くなってしまう。敢えて続けるとしても、犬、猿、キジ
等と仲間になって出掛けるまで。戦う場面はどうも想像したくない(私が桃
太郎だったら負けそうだし、攻撃されたくもない)。平和主義なのだろうか。

どこかの家には、戦隊ヒーローみたいな激しい桃太郎もいるのかもしれな
い。他の人の桃太郎を聞いてみたくなった。
(おしゃべりママ)

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○ 編集後記 ○

エニアグラムをはじめた学ぶコース、「プライマリーコース」を2月に
開催します。プライマリーコースは、それぞれ2日間の1と2がありま
すが、2月は、それを3日で学ぶ集中コースです。

エニアグラムを楽しく学べるコースです。
参加者の声 → http://www.enneagram.ne.jp/koe/koe-p.htm

日程は、2月10日(土)−12日(月・振休)10:00〜17:00 です。
詳細 →  http://www.enneagram.ne.jp/ws-annai/1-primary-3days.htm

みなさまの参加をお待ちしています。

お問い合わせ
NPO法人 日本エニアグラム学会 学会事務所
〒105-0004 港区新橋 6-5-4 DIK新橋416
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☆ 毎週日曜日配信 ☆
最終週には、ワークショップのスケジュールとともに、連載企画を掲載。
(本永)
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