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発行元:NPO法人日本エニアグラム学会   2007年1月14日 vol.137

エ二アグラム《自分探しの旅》
〜〜自己成長とコミュニケーションのための人間学〜〜

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たとえ「むこうから呼ばれなくても」「便りがこなくても」いい。
相手の様子を見るだけでよいのだといいきかせています。
とはいえ、かかわりすぎ、思い過ぎをやめると「すねたい」気分になり
ます。
でも我慢してみました。

離れて見守るのは、相手を自由にすることにつながるようです。

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■目次■
●エニアグラム日記 タイプ2 「里子と過ごしたお正月」 ●
●         タイプ2 「すねたい傾向」     ●
○編集後記                 ○
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「里子と過ごしたお正月」

★1月2日(火)★
いよいよ2007年の幕開けだ。新しい年を迎えると気持ちも新たになる。
今日は先月30日から我が家にきている、児童養護施設のH君(小学4年生)
が施設に帰る日。子どものいない我が家は、昨年※「里親」に登録して、児
童養護施設にいるお子さんを、年末年始など長期休暇のときにお預かりして
いる。

H君は夏休みに2泊3日で初めてうちに来た。それから手紙のやりとりや
クリスマスにプレゼントなどを贈って少しずつ信頼関係を築いてきた。今回
は2度目の外泊だが、だいぶ私たち夫婦にも慣れてきたようだ。H君を施設
まで送ると、帰りがけに「今度はいつ?」と聞かれた。「うん。いつにしよ
うか。○○先生(H君担当の保育士)と相談してみるね」。

里親は施設の職員、児童相談所、実親とともに子どもの養育に関わるため、
自分の一存でうかつに答えられないのがつらいところ。でも状況が許せば春
ぐらいに一度会えたらいいなあと思う。

※里親・・・事情があって親元で暮らせない乳児院や児童養護施設の子ども
を引き取って育てる人のこと。

★1月4日(木)★
年末が忙しすぎてここ数年、お正月を迎えてから年賀状を書いている。今
日はAさんへの年賀状を出すかどうかで迷っていた。Aさんとは親しい間柄
なのだが、メールも手紙もいつも私からばかり出している。たまにはAさん
のほうから出してほしい。それが前から少し不満だった。

もう出すのをやめちゃおうかな。そんな思いがよぎる。でも向こうから返
事をもらえないからといって、出さないっていうのもなあ。
「相手からの報酬をもらいたがっている」タイプ2のパターンに、またはまっ
ている。ああ、どうしよう。

ふと思いついたのが「とにかく出すことだけを考える」こと。少なくとも
Aさんに年賀状を書くのは楽しい。楽しいのだから「出す」ことだけ考えれ
ばいい。相手からの反応は考えない。年賀状ぐらい、どちらから出したって
いいよね。それでヨシとしよう。
(お月さま)

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「すねたい傾向」

★12月30日(土)★
アルツハイマー型認知症で要介護4の母は、8月に「薬の調整のため」に入
院してから、数時間の外出許可が出るくらいで、もう最後まで病院暮らしか
もしれない状態だ。病気に伴う精神症状が思わしくない。

一時は母の体力の温存と事故防止のため「拘束」に同意をしなければなら
ないと言う、悲しい事態にもなったが、ありがたいことに薬がよく効いてき
たのか最近は落ち着いて焦燥感もなく過ごしている。

「ノロる」と言う新しい「動詞」までできるほど流行っていたノロウイル
ス感染症もようやく終息し、母も感染したものの元気を取り戻した。家族の
顔も分からなくなってしまい、病棟のスタッフの方々と他の患者さんが母の
新しい家族になっている。

話をしたり、置いてある洋服を畳んだり伸ばしたり、患者さんと手を繋い
で歩いたり、まるでおままごとのような生活をしている。

私は母の顔を見に病院へ行っても、最近では一緒に話すよりカウンターの
陰からそっと母のおままごとのような様子を見るほうが好きになっている。
微笑ましくて顔はにっこりするのだけれど、心はとても悲しいのは何故かな。
来年は毎年恒例のお正月旅行も中止になった。

お正月に旅行へ行かないので、何年かぶりにおせち料理を用意することに
なった。今日は、最近家の近所にできた某大型スーパーに買い物に行った。
物凄く広い上に沢山の人で大変だった。初めて行ったので何処に何があるの
かも分からない。結局かまぼこと生麩だけ買った。

今年は母の病気の進行が早く、介護度が一年で急激に上がったりと、母の
対応に追われた一年だった。でもその一方で、沢山の素晴らしい人と出会っ
た年でもあった。来年もきっとその人たちと素敵な関係が続いていくのだと
思うと嬉しくなる。

★1月1日(月)★
今日から新しい年が始まる。今日は「だた遊ぶだけの日」。新年恒例の朝
食をいただいてから、子供達と三人でおやつを食べながら遊んだ。

おやつの食べすぎでお腹がいっぱいになり、昼食もとらずに遊んだ。娘の
友達が泊まりに来た時に教えてもらったと言う「花札」をした。それからト
ランプの「大富豪ゲーム」。

普段は私が忙しくしているのと生活時間の違いから、朝と夜のほんの数時
間しか子供達と話ができないので、私は「何か一緒に楽しんでできる事」が
したかった。それぞれ宿題の進捗状況から一日だけと言うことになったが、
私にはとても楽しい一日になった。

座って遊ぶのに疲れたのと夕食までにお腹をすかせたかったので、夕方バ
トミントンをした。三人でするバトミントンはなかなかラリーが続かなかっ
たりもしたけれど、楽しかった。日ごろの運動不足がたたって、ダッシュで
羽根を打ち返せなかったのが悔やまれた。それでも身体がポカポカと暖かく
なり、随分身体が軽くなった気がした。

子供の頃、こういった複数でするゲームに「おいで」と言って人を入れて
あげるのは得意だったけれど、自分では「入りたい」と言えずに「おいで」
と言ってもらえないのがとても悲しかった。

大人になっても何かにつけてこの傾向はある。自分の意思をちゃんと伝え
ればいいのに、それができずに勝手にすねる。いいトシして遅ればせながら、
修正していかないといけない課題だ。子供達とのバトミントンから、自分の
行動と反応を垣間見た一瞬だった。

(魔法使い)

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○ 編集後記 ○

私は、エニアグラムを学び出して、数年になりますが、とても人間関係の
改善に役立っています。

みなさま今年こそは・・・と、何か目標を立てられたのではないかと思い
ますが、今年の目標に、ぜひ「エニアグラム」を追加されませんか。

無料の紹介コースを1月は以下に日程で開催します。
参加をお待ちしています。

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最終週には、ワークショップのスケジュールとともに、連載企画を掲載。
(本永)
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