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発行元:NPO法人日本エニアグラム学会   2006年6月11日 vol.108

エ二アグラム《自分探しの旅》
〜〜自己成長とコミュニケーションのための人間学〜〜

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眼はなんでも明るく見て、可能性を信じて動いています。

場面は演劇のように活き活きと伝えられます。この世はいつでも住みや
すい場所に変えられる、と思うこの才覚。ただし、人生プランが盛りだ
くさんになりすぎると、ダウン。ドクターと向き合っています。

随所に楽しみを見つけるこの筆者ふたり、会ったことはありません。
性格タイプが同じというだけなのです。

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■目次■
● エニアグラム日記 タイプ7 「見舞金よりメールか手紙にして」●
●               「湿疹は休めの信号だった」    ●
◎ 相互紹介                  ◎
○ 編集後記                     ○
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「見舞金よりメールか手紙にして」

★5月5日(金)★
妹と愛犬“タロー”と一緒に、阿蘇にドライブ。
タローを連れた姿を写真に撮ってもらおうとしたら「お姉ちゃん、歩き方、
変だよ」って言う。

えっ!やっぱり一昨日の洗車の筋肉痛をかばってるのがわかるのかしら?
さすがに理学療法士をしてるだけあるわね・・・と内心つぶやきながら
「そう?ちょっと腰の筋肉傷めちゃったみたいでね」
「ううん。腰が悪い感じじゃなくて、股関節が悪い感じの歩き方だよ」と妹。

その話を母にしたら心配して「明日、絶対病院に行ってらっしゃいよ!」
と命令。トホホ。明日はデパートでもブラブラするつもりだったけど、母が
とても心配するから仕方ない。ちょうど、叔母さんも股関節の手術してリハ
ビリ入院中だし、お見舞いも兼ねて行ってみようかな。

★5月6日(土)★
妹が勤める「M整形外科」へ。腰と股関節のレントゲン撮ってもらって、
先生の診察。妹が言うように、股関節の骨が異常だって。大腿骨と股関節の
つながりが、少し浅いってことみたい。

叔母の病室訪ねてみたら、「それって私と同じ症状じゃないの?」って、
すごく心配された。周囲の人に心配されるのって苦手だし、「大丈夫よ」っ
て強がってみたけど「夜、眠れないほど痛かったのよ。それで私は人工関節
の手術したの」って叔母に言われるとさすがに私でも内心、不安になってく
る。

★5月8日(月)★
仕事から帰って、のんびりしてたら妹から電話があった。「あのね、先生
ね、はっきりとお姉ちゃんに説明されなかったみたいだけどもしかしたら、
早いうちに手術する方がいいかもしれないみたいよ。本当に手術が必要なら、
早い方がいいんじゃないのかな」

つまり、叔母のように年を取ってから人工関節にするよりも、これ以上骨
に負担をかけて傷んでしまう前に、手術する方がいいってことみたい。片側
の脚の手術で3ヶ月くらいは仕事を休まないといけないらしいし、それを両
脚となると、2年間で6ヶ月も休職になるんだわ。

上司に相談して、手術前に近くの職場に転勤させてもらおうかしら。上司
はきっと理解してくれるし、診断書があれば異動はきっと大丈夫。でも、今
年の4月の人事異動で今の部署に配属されたばかりだから、周囲は色々言う
んだろうな。

手術が嫌だとか、どうして私がこんなことに?とかいう感情は全然湧いて
こない。休職することに対する不安もそれほど感じない。それよりも、長期
間休職するのにベストな方法を探してる自分に、自分でもビックリする。

今日は、休み明けでいつもより仕事でも疲れた上に、こんな話になって、
ますます疲れちゃった。早めに寝よう・・・って横になったら、自然と涙が
流れてきた。この涙の意味は、なんだろう。

★5月9日(火)★
仕事に集中できない。新しいプロジェクトのメンバーになったけど、もし
かしたら、あと2〜3ヶ月で人事異動になるかも、と思うと全然やる気が起
こらない。

気分がクサクサするので、仕事帰りにデパートに寄ってみたら、某下着メー
カーのセールがあっていた。可愛いパジャマが定価の半額になってる。ちょ
うど今持ってるパジャマも替え時だし、もしかしたら必要になるかもしれな
いから・・・とパジャマ2着買った。

もし、手術するなら・・・入院するなら・・・ってことばっかり考えてる。
本当に手術が必要になったら、上司と、同じ部署の同僚には言うかもしれな
いけど、他の部署の人には、あまり詳しいこと言いたくないな。職場では、
お見舞いのお金を包むのが慣例的になってるけど、私、そういうことを望ん
でる訳じゃないもの。本当に親しい友人や同僚に、メールや手紙を貰うだけ
で充分。

それにしても、一人暮らしのマンション。3ヶ月も入院するとなると、郵
便受けの管理をどうするかとか、考えなきゃいけないことがいっぱい。

★5月12日(金)★
今日は、仕事帰りに本屋さんに寄ってみた。読みたい本、いろいろ見て廻っ
たけど、今日は買わず。入院することになったら、たっぷり本も読めるし、
ここ数年、チャレンジし続けてる資格試験も、入院中に本腰入れて勉強した
ら、絶対合格目指せるかも。

考えてみたら、働き始めてからずっと忙しくしてきたから、3ヶ月も入院
できるなんて、ある意味ラッキーかも・・・って思う。肌のお手入れも、日
頃は忙しさにかまけて手を抜いてるけど、入院中、丹念にやってたらお肌ツ
ルツルになれるかも。

そう考えると、入院がちょっと楽しみになってきた。

★5月26日(金)★
予約をとっていた、股関節の専門の先生の診察日。診察は10分くらいで
終わった。手術は必要ないってこと。正常の範囲じゃないけど、手術をしな
ければならないほど、とっても悪いのでもないらしい。

よかった。ホッとした。「大丈夫 大丈夫」って、自分の心配や不安を自
分で打ち消して、家族や周囲の人には、心配そうな私を見せていなかったけ
ど・・・。肩からスーッと力が抜けていく感じがした。家族も喜んでくれた
し、とっても安心したみたい。

それにしても、こんなこと言っては不謹慎だけど、3ヶ月も仕事を休んで、
ゆっくり本を読める時間がなくなったのはちょっぴり残念な気も・・・。
まぁ、仕事の新しいプロジェクトも、これで集中できそう。ずっと停滞して
たものが、一気に動き出す感じがする。さぁ、がんばらなきゃ。
(笑みだるま)

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「湿疹は休めの信号だった」

★5月31日(水)★
朝から肩こりがひどく頭も痛い。「どうしてこんなに凝ってるんだろう」
とゴリゴリと肩をまわす。思い当たるのは一昨日非常勤講師をしている専門
学校に退職のご挨拶に伺った事、とても緊張して肩に力が入っていたようだ。
3月中旬に体調を崩し、ついに辞めざるを得ない状況に陥り、8年間の講師
業にピリオドを打った。

この2、3年どうも疲れやすく、話の通じない宇宙人のような学生相手が
辛くなり、辞めたいと思いながらも辞められず、もう一年もう一年と続けて
いた。しかし3月手に出た湿疹が4月には首、顔にまで広がり、猛烈な痒み、
なかなか治らずお岩さんのような顔になってしまった。こんな顔では学生の
前に立てない、ついに専門学校に、「辞めたい」と申し出る。

皮膚科の先生は「湿疹ですね。お薬塗ってください」と簡単にステロイド
剤を出す。しかし3日ほど塗ってもよくならずステロイドに抵抗があったの
でアトピーかも、と思いアレルギー科へ行った。

そこの先生は少々変わっていて一目見るなり「あ、これはお母ちゃん、十
分頑張ってきたからもう休め、ってことだよ」と言う。私はびっくり、かつ
嬉しくなってしまった。これでやっと休める、と思ったのである。誰も「働
け」と言う人はいないのだが自分で勝手に辞められないでいただけなのだ。

何でも頼まれると「いや」、と言えない。「いいよ」と言い続け自分で自
分の首を絞めてしまう。そのときは「大丈夫、面白そう、やってみよう」と
前向きなのだが、しばらくたつと「ああ、大変だ。引き受けなければ良かっ
た」となる。つい、あとさき考えず調子に乗って引き受けてしまう悪い癖が
ある。

そして受けてしまうと断れない。だから余計に苦しい。「できません」と
言えばいい。何度夫に言われたことか。

「辞めます」の一言が言えないし手放せない。手放してしまうのがもった
いないような、あれもこれも抱えていると安心なような、自分の体がギブアッ
プをするまで頭が走ってしまう。こうしてドクターストップがかかってよう
やく辞められる、とほっとしている自分はとどのつまり欲が深くて勇気がな
いということなのだろう。

この湿疹は顔、首、手、と目に見える目立つところにしか出なかった。猛
烈な痒みと痛さにどうなってしまうの、もう駄目だ、と悲観してしまった。
「先生、どうして見えるところにしか出ないんでしょうか?」と尋ねると連
れて行ってくれた息子に「このお母ちゃん、見えるところに出ないとまた外
に出て行っちゃうでしょう」と先生。息子「はい、その通りです」。私は絶
句。

なるほど、体はよく私のことをわかっていてくれてこうして顔に出てくれ
たんだなあ、と感謝する。多分お腹に出ていたら無理して学生の前に立って
いたと思う。

頭が先行して、体の声を無視して動いていたから(昨年あたりから熱が出
たり、体調を崩すことが多かった)まったくもう、と神様が人の目を気にす
る私の顔に出したのだ。もう止まりなさい。欲張らないでそろそろ自分をい
たわりなさいよ、ゆっくりしなさいよ。というメッセージなのだろう。

今振り返ってみると大変だったが、家族に面倒を見てもらい友人は心配し
てくれ何だか嬉しく本当にありがたかった。改めて人の温かさに触れること
ができ感謝の気持ちで一杯だ。貴重な経験をさせていただいた。

のんびり、リラックスすることを覚えよう。先ばかり見ないで今を生きる
こと、あの先生、名医かもしれない。
(ひさきょん)

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○編集後記○

関東も入梅となりました。

梅雨をあまり楽しいという人はいない気がするのですが、今回の日記を
読みながら、梅雨の中にも、楽しみを見つけることはできる気がしまし
た。

メルマガの感想もお待ちしています。npo_jea@yahoo.co.jp まで。

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最終週には、ワークショップのスケジュールとともに、連載企画を掲載。
現在の連載は、「あなたのそこが好き!・・・タイプ」です。
(本永)

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