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    発行元:NPO法人日本エニアグラム学会   2014年1月19日 vol.403
    エ二アグラム《自分探しの旅》
    ~~自己成長とコミュニケーションのための人間学~~

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    14年間、家族の一員として、どんなときも、つきあってくれた。
    別れが近いと宣告され、小屋の横へ布団を敷き、起居を見守る。

    水がほしいのか、尿意をおぼえて動くのか。親のように、夜中もつきそい
    つづける。

    最後の食事は、マグロの刺身と玉子焼き5ミリほど。子どもたちが
    大人になっていくのも見守ってくれた。家族で愛情いっぱいに育てあった。
    チョコラありがとう。

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    ■目次■
    ●エニアグラム日記 タイプ7「ちょこら、きみはもう居ないのか」●
    ○編集後記        ○

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    「ちょこら、きみはもう居ないのか」

    ★12月26日(木)★

    先月、飼っていた犬が死んだ。愛犬「ちょこら」、享年14歳。

    余命一ヶ月と言われてからちょうど二ヶ月目、最後まで頑張ってくれた。
    何度も危篤状態になりながらも何とか持ち直し、最後まで私たち家族に喜び
    を与えてくれていた。

    2か月前、しこりをあごの下に見つけ動物病院で検査をした結果、「悪性
    リンパ腫です。すでに全身にまわっているでしょう。すぐにがん治療に入っ
    たほうがいいです。このまま何もしなければ余命一ヶ月です」と先生に言わ
    れる。

    頭が真っ白な状態でがん治療のための検査予約だけをしてきたのだが、自
    宅に戻り何がちょこらにとって最良の方法かと、改めて考える。夫、息子、
    嫁にいった看護師の娘にも相談、「とりあえず、検査だけはしよう」という
    流れになった。

    しかし2年前、私は父親に胃ろうをつけ、苦しい思いを長引かせただけで
    はなかったかという思いに囚われていた。検査とはいえ苦しい思いをさせ、
    さらに毎週がん治療で副作用と戦うなんて余命が伸びても可哀想なだけでは
    ないか、と一晩悩んだ。

    たかが「犬」ではあるが、家族の一員なのである。

    最終的に「検査もがん治療もしない。残りの時間は緩和治療だけにしよう」
    と私が決断、家族にも納得してもらった。

    その旨を翌日先生にお伝えし、「とりあえず元気になる薬と最高に美味し
    い餌を下さい」とお願いする。先生も「分かりました。いよいよとなれば安
    楽死もあります」と言われお薬を処方してくださった。

    魔法の薬のおかげで一ヶ月余りは信じられないくらい元気になる。しかし
    動物病院の看護師さんは冷静に「あるとき急にがくっときますよ」と薬を渡
    しながら言う。

    そのある時がやってきた。急に食欲がなくなりハウスから出ない。トイレ
    も後ろ足が立たずふらついて支えていないと用が足せない。いよいよ本格的
    に介護生活に入った。犬の横に私の布団を敷いて、少しの動きにもささっと
    起き、「はいはい、おしっこ?お水?」と私は一生懸命だ。

    最初は何としてでも「犬は軽いから、大丈夫。お母さんが頑張る」と固い
    決意でいたのだがひと月も経ち起こされる回数が増えてくると「これはいつ
    まで続くのだろうか。こちらの身が持たないかも」と「犬への可哀想」と
    「自分が可哀想」とめげそうになる。

    そんなとき群馬の実家の母のもとに行かなければならなくなり、後ろ髪を
    引かれながらも娘に泊まりに来てもらい「しばし休憩。やっと眠れる」など
    と思って二晩寝たあとに「危ない」と連絡が入り急遽戻ることに。

    「ごめんね、ごめんね」と母と犬の両方に謝りながら電車の中で涙をこら
    えながら戻った。

    すると私の帰りを待っていたかのようにちょこらに再び生気が戻った。牛
    肉、豚肉、鶏肉、元気な時は絶対貰えなかった人間の美味しいものを何でも
    口元にもっていく。ほんのちょっぴり口にしたが、本当に最後のご飯になっ
    たのはマグロの刺身5ミリ、卵焼き5ミリだった。

    私が戻って一週間、娘も心配し再び来てくれた時にはいよいよ水も飲まな
    くなる。しかしその娘が体調を崩してしまい、私が「犬はもう仕方がない。
    今は自分の身を心配しなさい」と注意を娘に向けていた日、犬に「遅くなっ
    てごめんね。今向きを変えてオムツを替えるね」と言いながら抱き上げると
    ちょこらは目を開け、はあっと一息を吐き、私の腕の中で息を引き取った。

    あんなに覚悟していたのだが本当に悲しかった。それまで田舎育ちの私は
    ダンボールにいれて火葬場に行けばいい、ぐらいに考えていたのだが、その
    瞬間「とんでもない。立派に葬儀をしてあげよう」とすっかり考えを改めて
    しまった。

    翌々日無事に家族の一員だった愛犬を見送る。14年間、私たち家族に癒
    しと喜びを与えてくれて本当にありがとう。

    「そうか、もう君はいないのか」というセリフを何度もいい、そして急に
    涙が溢れて、という一日一日をやり過ごす。

    あるときマンションの管理人さんとお掃除のおばさんに泣きっ面を見つかっ
    てしまった。お掃除のおばさんが「ペットロスじゃないですか。大丈夫です
    か」と心配してくれる横で昨年理事長だった関係で気心のしれている管理人
    さんが「大丈夫。もうすぐワンちゃんの代わりにお孫さんがやってくるから
    ね」と笑っている。

    2014年2月に不妊治療していた娘に子どもが生まれる。愛犬はちょう
    ど良い引き際を知っていたかのようだ。私達家族はちょこらの分まで一生懸
    命生きて、新しい命を精一杯大切にしていこう。

    (ひさきょん)

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    (編集後記)

    新しい年ですね。

    みなさんの今年の目標は、何でしょうか?
    それに向けて順調でしょうか・・・。

    みなさんにとって、良い年でありますように。

    (本永)

    ★エニアグラム日記の次号は、タイプ8。 2月16日配信予定です★

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