各種資格認定制度に関する規定
本規定は、日本エニアグラム学会(以下、当会という)の各種認定資格について基本的な事項を規定したものです。
認定資格の種類
- 認定資格は、下位から順に、アドバイザー3級、2級、1級およびファシリテーター(以下、FAという)、特定ファシリテーター(以下、特定FAという)の5種類です。
- 認定は、下位の資格から順に受験・パスする必要があります。
- アドバイザーは、当会が作成した所定のテキストを使用してワークショップを行うことができます。
- FA、特定FAは、自身で集客して、プライマリーコースを開催することができます。また、自由にプログラムを考えて、研修や講演等を開催する際に、当会のファシリテーター(または特定ファシリテーター)であることを名乗ることができます。
- FA、特定FAに対し、当会主催コースの担当講師を依頼することがあります。(FA、特定FA資格取得が、当会からの依頼を保証するものではありません。)
アドバイザー資格の認定について
- 受験にあたっては、当会の会員であることが必要です。
- アドバイザー3級
筆記試験(30分)にパスした後に認定コース(1日 10:00~17:00)を受講し修了すること。 - アドバイザー2級
記述課題を提出し、それにパスした後に認定コース(1日 10:00~17:00)を受講し修了すること。 - アドバイザー1級
記述課題を提出し、それにパスした後に認定コース(1日 10:00~17:00)を受講し修了すること。 - 各級共通で、受験料は、5,500円、認定コースの受講料は、16,500円、修了後の認定料は11,000円です。
- 認定料は、認定コース修了時(当日)の支払が必要です。
- 認定コースを受講できる期限は、試験等のパスを通知した翌月から3年です。
アドバイザー資格の受験の要件
- アドバイザー3級:プライマリーコースの全課程を修了していること
- アドバイザー2級:3級を有し、セカンダリーコースの全課程を修了していること
- アドバイザー1級:2級を有し、アドバンスコースの全課程を修了していること
アドバイザー筆記試験および課題について
- アドバイザー3級の筆記試験は、プライマリーコースの学習内容から出題されます。
- アドバイザー2級の記述課題については、プライマリーコースおよびセカンダリーコースの学習内容から出題されます。
- アドバイザー3級の筆記試験では、エニアグラムの知識や各タイプの特徴等の基本的なことを理解していることが問われます。
- アドバイザー2級の記述課題では、エニアグラムの知識や各タイプの特徴等を深く正確に理解していることが問われます。
- アドバイザー1級の課題においては、自身のことを深く正確に、理解しているかが問われる視点です。
- 各級への申し込みは、試験日等の日程が発表された後であれば、いつでも申し込むことができます。
- アドバイザー2級及び1級は、記述課題の提出になります。課題は、認定コースの約3カ月前より申し込みのあった方に個別に連絡いたします。
- 合否の判定にあたっては、それまでに参加された当会主催のワークショップにおける言動なども参考にすることがあります。
試験等のパスに関して
- 結果にかかわらず、認定コースの前までには、通知します。
- パスしなかった場合において、(お問い合わせをいただいても)個別にその理由をお伝えすることはできません。
- パスしなかった場合には、受験の要件を満たしていればいつでも再受験することができます。
- 認定コースの当日に、遅刻や早退をされた場合には、認定とならない場合があります。(改めて、認定コースに新規に申し込みをしてください。)
3級試験の実施に関して
- FAが自主開催したプライマリーコースの後の時間で、3級試験を行うことができます。(終了後には、会場を利用できない等の理由で、他の複数の日にわたり実施いただいてもかまいません。)
- その際、試験監督としての業務を行っていただきます。これは公正に試験が実施されるのを監督する業務です。
3級認定コースの地方(都内近郊を含む)での開催
- 3級試験にパスした方が多くなり、3級認定コース受講を希望される場合等においては、地方での開催を行うことがあります。原則5名以上の参加者であれば開催の方向で検討いたしますが、個別のケースごとに検討し実施の可否を決定します。
- 開催を希望される場合は、試験実施の1か月前までに、当会へご相談ください。なお参加者が多いことが、希望の地域での開催をお約束するものではありません。
アドバイザーの更新
- 毎年、4月に年会費のお支払いが必要です(当会の会員でなくなると資格も失効します)。
ファシリテーター資格の認定について
- ファシリテーター資格は、エニアグラムの知恵と自己理解を深め、指導者としてのあり方を学ぶことを目標としています。
- 受験にあたっては、当会の会員であることが必要です。
- 試験(記述課題及び経歴書の提出)及び面接のパス後にFA養成コース(前後期 合計5日)を受講し修了することが必要です。
- 試験の受験料は、5,500円です。FA養成コースの受講料は、176,000円です。また、資格の認定料として、33,000円(養成コース修了後)が必要です。
- 養成コースを受講できる期限は、提出された課題のパスを通知した翌月から3年です。
ファシリテーター資格の受験の要件
- 受験にあたっては、アドバイザー1級を有していることが必要です。
ファシリテーターになるための記述課題・面接について
- ファシリテーターになるための記述課題・面接では、ご自身のタイプをどの程度、正確に客観的にとらえているか、また自身の人間的な成長のためにエニアグラムを活用しようとしているか等が問われます。
- 記述課題や面接の採点については、面接実施に至るまでに参加された当会主催のワークショップにおける行動や、アドバイザーとしての活動等を参考にすることがあります(特定FAに関する評価もこれに準じます)。
課題等のパスに関して
- 結果にかかわらず、認定コースの前までには、通知いたします。
- パスしなかった場合において、(お問い合わせをいただいても)個別にその理由をお伝えすることはできません。
- パスしなかった場合には、受験の要件を満たしていればいつでも再受験することができます。
ファシリテーター更新条件
- FA資格者の質を一定以上に保つために、FAの「エニアグラムに関する知識」や「指導スキル」向上を目的に、資格更新の規定を別途定めます。
- 毎年、4月に資格の更新料(5,000円(非課税))が必要です。なお、FA資格者は、自動的に一般会員から運営会員(運営会費10,000円(非課税))へと変更になります。
- 特定FA資格の詳細については、『資格認定制度』をご覧ください。
本規定に定めのない事項及び実情に合わないと判断されるケースに関しては、都度、理事会で検討のうえ決定します。また、その決定を踏まえ、規定の変更を行うことがあります。変更された規定が、すべてに優先して適用されます。
※価格は税込
2017年4月1日制定
※2019年10月1日に税率変更
2020年4月1日改定
2022年4月1日改定
2022年6月1日改定
2022年4月1日改定
2022年6月1日改定